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「意外と勘違いされやすい?」若手世代の労働観の実態

「意外と勘違いされやすい?」若手世代の労働観の実態

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著者

長畑 和子

著者

長畑 和子

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層を支援している。また、キャリア自律をテーマとした新商品開発や社内の新入社員育成の推進メンバーとして組織風土づくりに取り組んでいる。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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昨今は、キャリア採用市場の激化を想定し、自社の考えや方針をしっかりと浸透させ、活躍できる社員を育てる施策を検討される企業様が増えて参りました。

その大事な入口となる新入社員育成においても、今後活躍していけるようにと研修設計を模索されていることかと存じます。

ですが、昨今はこの「活躍していけるように」という思いと同時に「辞めないように」という前置きも負けじと大事なポイントとして話題にあがってきているのではないでしょうか。

転職サービスDoda様が2023年5月に発表したデータでも、ここ10年程で「入社4月早々に転職サービスに登録した」と回答する新入社員が約30倍にも増加したと発表されていました。

今、新入社員の働くことへの前提に「不満があるから転職サービスを見るのではなく、市場のリサーチの感覚で当たり前に入れる」という感覚があることを、すでに実感されている人も少なくないかと存じます。

本ページでは、私自身、普段から学生や若手世代とコミュニケーションをとることも多いため、そこから見えた「意外と勘違いされがちな特性」をご紹介します。

①タイパ重視!だけど、人間関係においては結構繊細

実は人間関係の部分、特に「上司や先輩との関係性」をとても重視しています。

コロナ禍や、様々な社会情勢の変化によりこれまで以上に「当たり前」がないことを身をもって体感しているからこそ、自分が安心できる・頼れるコミュニティの有無には常にアンテナを立てている層が多くいます。

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。

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②「失敗したくない」から60%で様子見するけど、「ただ優しくされたい」わけではない

新入社員側も、分からないことがあれば調べて、落とし穴があれば回避できるよう学生時代から日々を過ごしています。

同時に、受け入れる組織側も昨今は特にコンプライアンスが強化され、いかにエラーなくかかわるかが求められて来るようになってきている組織も増えてきています。

今、このような「失敗させられない(しにくい)」環境が着々とできあがっています。

失敗せずに、すくすくと成長すること自体は問題ないのでは?と感じるかもしれませんが、冒頭もお伝えした通り、不満が無くても転職支援サービスを登録する前提がある中で、実は不満ではなく不安で退職するという実態がすでに見え始めているのをご存じでしょうか。

 優しく指導してもらったり、丁寧に仕事を渡すことはもちろん大事ですし、欠かせない関わりですが、それだけでは「エンゲージメントが高い状態」にはなりえない、ということを臨床心理学者のハーズバーグの二要因理論で提唱されています。

この理論自体は、新入社員・若手にのみならず全ての世代に共通する話ですが、ここまでご紹介した若手の特性上、「動機づけ要因」の重要性が今後更に高まっていくことは想像に難くないのではないかと思います。

それでは、入社後「組織に定着し、成果を出す社員を育てていくため」にどのような仕掛けが必要になるのか?より具体的な世代特性は他にもないのか?

これらの問いに対して、事例を交えてご紹介をいたします。
30分間でさくっと情報を仕入れて、入社受け入れに活かしたい方にお勧めです。

是非ご参加下さい。