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エンゲージメントサーベイを用いた組織開発における、対話の重要性

エンゲージメントサーベイを用いた組織開発における、対話の重要性

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著者

青木 美奈

著者

青木 美奈

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層の研修設計を支援。特に女性活躍、ダイバーシティ推進に注力している。社内では、メソッド記事の作成を推進している。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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先日、管理職の方約50名に対して、半日間のエンゲージメントサーベイ活用ワークショップをオンラインで実施させて頂きました。
以前にキックオフとして読み解き方法をお伝えし、約3か月間の職場実践期間を経て、今回はサーベイを活用した組織開発を推進するきっかけづくりを目的にご一緒させていただきました。

職場実践期間に、自組織のメンバーと組織のありたい姿や現状、課題について対話を実施してきていただいたことで、対話をしたからこそ気が付いた難しさや、手ごたえを感じている様子が印象的でした。
対話の場を設定することに慣れていない方にとっては、最初の一歩目のハードルは高いかもしれませんが、今回のような研修やワークショップをきっかけに一歩踏み出してみることで、対話の機会を継続的に設ける動機づけにつながると感じました。

今回のワークショップのメインテーマは「サーベイを活用した組織開発の一歩目を踏み出す」でした。

エンゲージメントサーベイの数字だけに目を向けるのではなく、数字を用いて現状を可視化、分析し、サーベイ結果をもとにメンバーと対話をすることがエンゲージメント高い組織作りの第一歩である、がメインメッセージでした。

対話の重要性は頭では理解していても、いざやってみようと行動すると難しさを感じている方も多く、
実際に研修冒頭の受講者の方々のグループワークを聞いていると

・メンバーの意見を引き出そうとしても、管理職である自分が一度発言をしてしまうとその意見にみんな賛同してしまって多様な意見を引き出すことが難しい
・対話をして意見を引き出したは良いけど、どのように対話を収束させていけばよいのか分からない

等の対話の実践に挑戦したからこそ感じる心の声があがっていたことが印象的でした。

半日のワークショップを通して、対話は難しい、けれども重要であることに気づかれた方が多く、以下のような気付きの声が上がっていました。
・難しさもあるけれど、これからも自組織での対話を継続していきたい
・エンゲージメントサーベイの読み解き、結果を用いた組織開発にもっと取り組んでいきたいと思った

エンゲージメントサーベイの導入後、どのように活用したら良いか悩まれている方も多いと思います。サーベイの結果をきっかけとして自組織で対話をしてみることで、行動から手ごたえを獲得し、取り組みの継続、拡大を段階的に進めることが組織開発には重要だと感じた経験でした。