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対話型組織開発や心理的安全性への注目が高まる中で、「本音で話し合える組織をつくりたい」という声を多く耳にします。一方で、実際に現場で取り組んでみると、「そもそも対話が成立しない」「本音を話してくれない」と感じる企業様も少なくありません。
実際、組織において“フラットな関係性”をつくること自体、非常に難易度の高いテーマです。役職や評価、過去の人間関係、忙しさなど、組織には様々な力学が存在しており、「対話しましょう」と場を設けるだけでは、すぐに本音の対話が生まれるわけではありません。
そのため、対話型組織開発を進める際には、まず「対話の土台」が整っているかを見つめ直す必要があります。
対話以前に必要な「仕事の土台」
特に現場では、「お互いの価値観を深く理解し合う」以前に、そもそも“仕事上必要なコミュニケーション”が成立していないケースも多く見られます。
・何のためにこの仕事をするのか(Goal)
・誰がどの役割を担うのか(Role)
・どのような進め方をするのか(Process)
こうした基本的な部分が曖昧なままでは、認識齟齬やストレスが生まれやすくなり、結果として関係性悪化につながっていきます。
そこで参考になるのが、過去の記事でもご紹介しているGRiPIモデルです。
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人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。
関係性は「整理された仕事」の上に築かれる
GRiPIモデルでは、関係性(Interpersonal)の前に、Goal・Role・Processを整える重要性を示しています。つまり、「関係性を良くしよう」とする前に、実は組織として整理・明確化できることは多く存在するのです。
実際、目的や役割、進め方が整理されるだけで、過度な対話をしなくても関係性が改善するケースは少なくありません。「言わなくても分かるだろう」ではなく、「仕事を進めるために必要なことを明確にする」。その積み重ねが、結果として安心感や信頼につながっていきます。
だからこそ、対話型組織開発を進める際には、“まずは対話を増やす”ではなく、“対話が成立する土台を整える”という視点が、重要なのではないでしょうか。
稲里 拓都" width="104" height="104">