事例概要
- 課題
- 若手社員の定着に課題があり、目の前の仕事や環境に意味を見出し、自ら前向きに取り組み続ける力を育む必要があった。
- 配属や転勤などが希望通りではなかった場合でも、環境のせいにせず、自ら考え行動できる主体性・自走力を育てたいと考えていた。
- 新入社員研修とOJTインストラクター研修の連動性が薄く、研修での学びや新人一人ひとりの特徴を、配属後の育成へ十分につなげきれていなかった。
- 効果
- 配属先から「指示待ちの社員がいない」と評価されるなど、自ら考えて動く姿勢が見られ、配属後も高い主体性を発揮している。
- 新入社員研修を通じて、自分の行動を振り返り、次の成長につなげる「内省力」が高まり、現状に満足せず、より良くしようとする姿勢が生まれた。
- 新入社員研修とOJTインストラクター研修を連動させ、一人ひとりの特徴を踏まえた育成が可能になり、新人と育成担当者の間にも共通言語が生まれた。
- 実績
サービス
新入社員研修
新入社員フォローアップ研修
OJTインストラクター研修対象
新入社員
OJTインストラクター実施概要
新入社員の主体性・自走力の向上と、配属後の育成強化を目的に、新入社員研修・新入社員フォローアップ研修・OJTインストラクター研修を一貫して実施。「環境を活用する」という共通言語のもと、新入社員と育成担当者の双方に働きかけ、配属後も自ら考え行動できる人財の育成につなげている。
- 担当者の
こだわり
― 25年度の新入社員フォローアップ研修からスタートし、26年度は、新入社員研修・OJTインストラクター研修を実施しましたが、これらの施策を実施するに至った背景や理由について教えてください。
川口様:新入社員研修や新入社員フォローアップ研修自体は以前から実施しておりました。私自身、以前は営業部門に所属していたのですが、その頃から、若手社員が仕事を続けていくうえでの「意味付け」が重要なのではないかと感じていました。仕事をしていれば、「今しんどいのは何のためなのか」「なぜこの仕事をする必要があるのか」と感じる場面は必ずあります。実際、若手社員の離職も少なくなく、さまざまな理由があるとは思いますが、目の前の環境の中で踏ん張り、仕事を続けていくための力をどう育てていくかは、一つの課題だと感じていました。
そこで私が考えていたのが、「強い世代をつくりたい」ということです。
ここでいう「強さ」とは、自分の足で走っていける、自走力を持っているということです。そんなことを考えていた時にNEWONEさんと出会い、特に印象に残ったのが、「環境のせいにするのではなく、環境を活用する」という考え方でした。まさに自分が求めていたものだと感じ、上司である五百籏頭に「この研修をやりたい」と相談したことが、NEWONEさんに新入社員の育成をお願いするようになったきっかけです。最初は入社半年後の新入社員フォローアップ研修(25年度)からお願いし、その後、導入時の新入社員研修(26年度)にも広げていきました。
また、OJTインストラクター研修についても、新入社員研修と連動して実施することに大きな意味があると考えました。NEWONEさんには、新入社員研修を通じて、一人ひとりの様子を非常によく見ていただいています。新入社員が最初の1カ月でどのようなことを学び、どのような状態にあるのかを理解したうえで、今度は現場で育成を担うOJTインストラクターに関わっていただける。そこに大きな価値があると感じて実施することになりました。
五百籏頭様:これまで、新入社員研修とOJTインストラクター研修は、それぞれ別の会社にお願いしていました。そのため、新入社員研修で感じたことを一度人事が受け取り、人事なりに解釈・整理したうえで、OJTインストラクター研修の講師に伝えるという形になっていました。ただ、人事が間に入って情報を抽象化することで、どうしても伝えきれない部分が生まれてしまいます。
以前から、「新入社員研修を担当した講師が、そのままOJTインストラクター研修も担当する」ことが理想だと考えていましたが、これまではなかなか実現できませんでした。今回はそこも期待してNEWONEさんにお願いした背景がありました。
新人とOJTが共通言語を持ち、職場全体で育てる文化をつくる
― 今回の取り組みを通じて、新入社員や育成を担う社員、職場全体がどのような状態になることを期待していましたか?
川口様:研修ごとに設定しているゴールは少しずつ異なりますが、職場全体として目指していたのは、一人ひとりが自分で目的意識を持ち、走り続けられる状態をつくることです。
そのためには、新入社員研修で学んだことが本人たちだけに留まるのではなく、OJTインストラクターをはじめ、現場にも共通言語として広がっていくことが大切だと考えていました。
たとえば、研修で伝えていただいた「未完成な自分を愛する勇気を持つ」といった言葉は、非常に頭に残りやすく、本質を捉えた言葉だと思っています。新入社員だけでなく、OJTインストラクターも含めて、「こういう考え方を大切にしていこう」という共通言語を持てることは、これまでの研修にはなかった点でした。
研修で学んだ考え方が職場にも共有され、講師がその場にいなくても、研修で大切にした考え方が日常の中で自然と交わされる。そんな職場になっていくことが、今回の取り組みの大きなゴールだったと思います。
また、新入社員については、私たちは一言で「最強世代をつくる」というゴールを掲げていました。最終的に目指していたのは、やはり「環境のせいにするのではなく、環境を活用する」ことができる人財です。当社では、配属や転勤など、自分の希望通りにならないこともあります。そうした環境を与えられるものとして捉えるのではなく、「自分で勝ち取っていくもの」として捉えられるようになってほしいと考えていました。
特に配属発表は、新入社員にとって気持ちが揺れやすいタイミングです。その前に、環境との向き合い方について研修でしっかりと考える機会を設けられたことは、大きかったと思っています。
山岸様:当社には、以前から「自業員」という言葉があります。「従業員」として誰かに従って仕事をするのではなく、「自ら業を成す」人であってほしいという考え方です。一人ひとりが自分の担当する範囲において、いわば社長のような意識を持ち、人から言われたことをやるだけではなく、自分で考えて動いていくことを大切にしています。
今回の新入社員研修も、その「自業員」になるための第一歩と捉えていました。単なる「新入社員」「社会人1年目」に留まるのではなく、「山善の1年目」として自発的に動けるようになってほしい。自分でゴールを設定したり、自分自身のモチベーションをコントロールしたりしながら、主体的に仕事に向き合える状態をつくることが、新入社員研修における一つのゴールだったと考えています。

「何のためにやるのか」から考えることで生まれた、主体的な行動
― 本施策を実施してみた率直なご感想や、感じられた効果があれば教えてください。
川口様:率直な感想としては、本当に良かったです。特に今回は、NEWONEさんに研修を提供していただいたというよりも、一緒に「山善の新入社員研修」をつくっていただいたという感覚が強くありました。降籏さん、飯田さんには研修期間を通して伴走していただき、まさに二人三脚で取り組めたと思っています。
そうした人事と講師が一緒になって新入社員を育てている雰囲気は、受講者にも伝わっていたと思います。「研修会社に任せているだけではなく、会社として自分たちの育成に向き合っている」という納得感にもつながったのではないでしょうか。
実際、研修後には各部門からも、非常に良いフィードバックが多くありました。特に評価されているのが、主体性や自ら動く姿勢です。今年の新入社員については、「指示待ちの人がいない」といった声もありました。
挨拶についても非常に評価が高かったのですが、単に「挨拶をしなければならない」と教えるのではなく、「何のために挨拶をするのか」という目的を考えることを伝えていただいたことが、行動につながっているのだと思います。
さらに、配属後に各事業部で実施しているメーカー研修でも、先方から高い評価をいただいています。「質問が止まらない」と言われるほど主体的に参加しており、中にはメーカーの中期経営計画について事前に調べ、今後の経営方針について質問する新入社員もいたそうです(笑)。新入社員研修で培った、自ら考え、準備し、主体的に関わっていく姿勢が、配属後にも発揮されているのではないかと感じています。
研修期間中にも私や講師である降旗さんの所へ自身の意見や成長課題を質問に来る新入社員が多かったのですが、その後もその姿勢が続いているのが、非常に嬉しいなと思いました。
山岸様:私は自分自身が新入社員だった頃に別の会社の研修を受けているので、今回、運営側としてNEWONEさんの研修を見ながら、新入社員の導入期にこの研修を受けたかったなという想いが強くありました。当時は、とにかく手を挙げる、率先して場を仕切るといった、目に見える行動ができれば「自分はできている」と考えていたところがありました。
一方、今回の研修では、そうした行動ができることは前提として、「その先に何を見ているのか」「何のためにその行動をするのか」まで深く考えることが求められていました。
特に大きかったと感じるのが「内省力」です。今回の新入社員は、周囲から見れば十分できている人でも、自分自身では「まだできていない」と捉え、降籏さん(講師)に相談しながら、さらに良くしようとしていました。
研修を通じて、表面的な行動だけではなく、自分自身を振り返り、さらに成長しようとする姿勢を身につけられたことは、大きな成果だったと思います。
新人一人ひとりを理解しているからこそできる、OJTへの具体的な助言
― OJTインストラクター研修の中で良かったと感じた点や、印象に残っていることはありましたか?
川口様:OJTインストラクター研修で特に印象的だったのは、新入社員研修とOJTインストラクター研修がつながっていたことです。
私自身も以前、別の会社でOJTインストラクター研修を受けた経験がありますが、今回の研修を聞きながら、「こういうことを言ってもらえたら、OJTインストラクターとして新人育成に関わること自体が楽しくなるだろうな」と感じました。何より、降籏さんが新入社員一人ひとりのことを非常によく理解されていました。
たとえばOJTインストラクターに対して、「あなたが担当する新人であれば、今のケースではこういう声掛けをすると、こういう反応になると思います」と、具体的なアドバイスをされます。それを聞いた受講者が、画面越しでも分かるくらい「なるほど」と納得している様子が印象的でした。
さらに、「研修2日目のこの時間に、こんなことを言っていましたよね」というレベルまで、新入社員の言動やエピソードを覚えてくださっていました。そこまで一人ひとりを見たうえでOJTインストラクターにアドバイスできるのは、本当にすごいと思いました。
五百籏頭様:OJTインストラクター研修を受講した社員から、「この研修は、もっと他のメンバーにも受けてもらったほうがいい」という積極的な声があったことが印象に残っています。「自分はOJTインストラクターという立場だから受講できたけれど、ここで学んだことは他の場面でも活かせる」という反応です。
その背景には、単なる育成のHow toではなく、「なぜその関わりが必要なのか」というWhyの部分から伝えていただいたことがあると思います。本質を突いて指導していただけるので、OJTという役割を超えて、日々の人との関わりやマネジメントにも応用できる内容として受け止めてもらえたのだと思います。一方的に教えるのではなく、新入社員やOJTインストラクターの中に入り込みながら、本質的な気づきを促していただけました。その関わり方も、今回の研修が受講者に響いた大きな理由の一つだと思っています。
さらに良かったこととしては、「今の新入社員はこういう傾向がある」という一括りの捉え方ではなく、一人ひとりを理解したうえでOJTインストラクターに伝えていただけたことです。
「今の1年目はこうだから」ではなく、「あなたが担当するこの新入社員には、こういう関わり方を意識してほしい」というところまで踏み込んでいただきました。ここまで新入社員研修とOJTインストラクター研修をつなげられたことはこれまでになく、育成施策として大きな進歩だったと感じています。
― 今回、PANAIサーベイによる新入社員の傾向分析や個別レポートを取り入れましたが、活用してみていかがでしたか?
川口様:PANAIサーベイについては、現時点で効果を判断するというよりも、これから継続的に活用していくことで、その価値がより見えてくるものだと考えています。
現在は、各部門の育成責任者にも結果を共有しており、個人を特定する形ではありませんが、事業部ごとのスコアや傾向を確認できるようにしています。
今後、新入社員が1年目を終え、その後どのように成長していくのかを追いながら、サーベイで見えていた傾向と実際の行動や変化を照らし合わせていきたいと考えています。
その意味では、PANAIサーベイの活用は「ここからが本番」だと思っています。今後の育成や一人ひとりへのアプローチにどうつなげていけるか、継続して見ていきたいです。
「山善の一員」のように、新入社員の育成に向き合ってくれた
― 今回、NEWONEにお任せ頂いた理由や決め手、また一緒にやってみた印象について教えてください。
川口様:決め手は、降籏さんと飯田さんのお二人です。もちろんカリキュラムやコンテンツも素晴らしいのですが、最後は「人」だったと思います。一般的には、研修会社と依頼する企業という関係になると思うのですが、今回はそうした関係を超えて、本当に同じチームとして伴走していただいた感覚がありました。
だからこそ、私自身も「お二人をがっかりさせたくない」という気持ちが自然と生まれていました。
山岸様:私自身、外部の会社と一緒にプロジェクトを進める経験がほとんどなかったのですが、率直に「外部の方と一緒に仕事をするって、こんなに楽しいものなのか」と思いました。最初は、研修会社にお願いするというのは、ある程度完成されたものを提供してもらうイメージを持っていました。ですので、ここまで一緒になって研修をつくっていくものだとは思っておらず、良い意味で驚きました。
特に印象的だったのは、降籏さん、飯田さんの熱量の高さです。お二人が外部の立場を超えて、当社の一員であるかのような当事者意識を持ち、新入社員一人ひとりに向き合っていただいたことが印象に残っています。当社とNEWONEさんがそれぞれ本気で新入社員の育成に向き合い、その熱量がお互いをさらに高めていくような感覚がありました。本気と本気がぶつかり合ったからこそ、より一体感のある研修になったのだと思います。
それだけ熱量を持って取り組んでいただけたのも、当社や新入社員のことを深く理解してくださっていたからだと感じています。
五百籏頭様:一番良かったのは、お互いのプロ意識を認め合いながら、同じ目標に向かってタッグを組めたことだと思います。単に依頼された研修を実施するのではなく、当社のことを理解しようとしてくださり、「山善の社員をもっと良くしていきたい」という想いに共感して、本気で取り組んでいただきました。研修会社と企業という垣根を越えて、共通の目標に向かって一つのチームとして取り組めた。そのチームワークが、今回の取り組みをより良いものにした大きな要因だったと思います。

新人の育成を通じて、人や組織の成長を目指す企業へ
― 今回のように、新入社員だけでなく、育成を担う社員を含めた取り組みは、どのような課題を持つ組織にお勧めしたいですか?
川口様:特にお勧めしたいのは、「新入社員の早期離職や、仕事に対する主体性・当事者意識に課題を感じている組織」です。
入社した会社や与えられた環境に対して、どのように向き合い、そこで自分なりの意味を見出していくのか。単に社会人として必要な知識やスキルを教えるのではなく、仕事や環境との向き合い方そのものを考える機会として、非常に意味のある研修だと思います。
また、今回の取り組みを通じて感じたのは、新入社員だけでなく、人事も一緒に参加することの重要性です。研修の様子を見ていると、新入社員への理解が深まるだけでなく、「自分たちはどのように育成に関わるべきなのか」と、人事側も多くの気づきを得ることができます。
新入社員の早期離職や定着、主体性の発揮などに課題を感じている企業には、ぜひ新入社員だけの施策としてではなく、育成に関わる人たちも含めた取り組みとして実施してほしいと思います。
山岸様:私は、幅広い組織におすすめできる取り組みだと思っています。新入社員研修というと、社内の制度やルール、社会人として必要な知識などを大人数に対して一方向で伝える、いわば「大学の集団講義」のような形式になっている企業も少なくないと聞きます。
今回の研修は、そうした知識を伝えるだけの場ではなく、「どのような社会人になってほしいのか」「自社でどのように活躍してほしいのか」という会社側の想いまで込めて、新入社員一人ひとりと向き合う研修でした。
新入社員研修を単なる知識・ルールの習得の場で終わらせず、その後の成長や職場での活躍につながる機会にしたいと考えている組織であれば、大きな効果を感じられるのではないかと思います。
新人から経営管理職まで、成長を支え続ける組織をつくる
― 今後、取り組んでいきたいことや注力していきたいことについて教えてください。
川口様:今後は、今回の新入社員を「NEWONE一期生」として、継続的に育成していきたいと考えています。これまでの研修では、階層やタイミングによって担当する講師が変わることもあり、そのたびに考え方や伝え方が変わることで、受講者側にも少なからず違和感があったと思います。
今回、新入社員研修から新入社員フォローアップ研修、OJTインストラクター研修まで一貫して関わっていただいたことで、共通の考え方や言葉を持ちながら育成を進めることができました。だからこそ、ここで終わるのではなく、今後も継続して成長を支援していきたいと思っています。
たとえば、2年目、3年目、さらには5年目と、節目ごとに同じ考え方を軸にしながら、その時々で必要な学びや内省の機会をつくっていきたいです。そうすることで、今回の新入社員たちを、私たちが目指している「最強世代」へと育てていきたいと考えています。
五百籏頭様:今後は、若手社員への育成だけでなく、現在取り組んでいる新任マネジメント職研修も含めて、若手と経営管理職の両側から組織を変えていきたいと考えています。若手社員には当事者意識を持ち、自ら考えて行動できる人財に育ってほしい。一方で経営管理職にも、そうした若手の力を活かし、成長を支援できる上司になってほしいと思っています。特に、日頃から部下としっかり対話できる経営管理職を増やしていくことは重要だと考えています。
せっかく若手社員が主体性や当事者意識を身につけても、配属先の上司との関係性やコミュニケーションによって、その力を十分に発揮できなくなってしまっては非常にもったいないことです。
組織は一気に変えられるものではありません。だからこそ、若手社員を育てることと、その若手を受け入れ、活かす経営管理職を育てることを両輪で進めていきたいです。その積み重ねによって、より良いコミュニケーションや育成のあり方を、少しずつ会社全体に広げていきたいと思っています。
― 本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。今後とも何卒よろしくお願いします。
◆プログラム全体像


◆アンケートコメント(一部抜粋)
●新入社員
- 人生で初めてここまで、自分にベクトルを向けた。とても有意義で良い機会だった。自分にできることは多くないし、周りの意見を変えることは難しい、そういった世の中で自分がどう生きるのか。なんとなくではあるけど、肌身で感じることができた。
- 過去にサッカーでは内省して次に繋げることは出来ていましたが、日常生活まで落とし込むことは出来ていませんでした。研修があってから仕事はもちろん、日常生活でも内省出来るようになりました。
- 考えることが元々嫌いでした。でもこの研修でちょっとだけ考えることのハードルが下がりました。「なぜか」、「なんのために」をずっと問われながらの6日間でしたが、こういった機会を期に、考え抜く人間になれるように頑張っていきたいと思います。
- この研修を通して、常にやれるだけのパフォーマンスを出すことを学んだ。考え方、捉え方についても多くのものを学んだが、一番強いのは、同期の中で切磋琢磨するなかで自分にできることを探そうという思いだった。この研修がなければ、壁に当たった時、不貞腐れていたと思う。
- 未完成の自分を愛せ、などさまざまな言葉を学びました。とても成長できた6日間でした。ありがとうございました。なにより、最後に降旗さんから1人ひとりにいただいたメッセージに驚きました。68人全員のことを考え、最強の世代をつくる、という気概の本気さを再認識いたしました。
- 「何で?」と「何のため?」という視点の違いが私にとって衝撃的でした。目的を持ち、そこから逆算して考動することが今の私に必要な点であると確信しました。正直、研修で得られる学びや成長について侮っていた節がありましたが、私の想像した以上に様々な気づきと発見があり、確実に成長したという実感を得ることができました。
- この6日間は毎回自分の考えが変わるきっかけやポイントがあり、仕事をする上での心構えや気持ちが、良い方向に整えられたと感じています。次回お会いさせていただく際には、もっと自己開示をして積極的な姿でいれるように、配属後励みたいと強く感じました。
●OJTインストラクター
- やることを指示するのではなく、それが何のためになるのかを説明することが重要。
- 「仕事の価値・成果は相手の期待を上回ることで得られる」が印象的でした。新入社員に対して、あれもやってほしい、これもできるようになってほしいと要求することが自然と多くなっていましたが、何を期待しているかの目標値をしっかりと言葉で伝えていなかったと思いました。なので、相手も成果を感じられないだろうなと気づきました。
- はじめを丁寧に教えると新人は次から自分で内省していく、という言葉がささりました。ずっと手取り足取り教えていても良くないだろう…と考えていた時期だったので、新人の取り組みに対して私が伝えるフィードバックの方法を考えながらコミュニケーションを図っていこうと思います。
- 経験が浅い中後輩を指導する立場になり、正直不安でいっぱいだったのですが、未完成な自分を愛するということは、新入社員にもOJTインストラクターにも通ずる言葉として、とても救われました。また、学びを相手に気付かせることの大切さも感じました。
- 新入社員との密なコミュニケーションが大事という点。とくに私は、新入社員はこう思っているだろうと先入観を持ちがちなので、より気を付けたいと思いました。
自分の人生を自分で意味づけできる人を増やしたいと本気で思っております。
ただ、環境の難しさに打ちひしがれたり、できない自分に嫌気がさしたり、逃げたくなる瞬間が多く出てくると思います。自業員になるにあたり、成長とは完璧な自分になる事ではなく、できない自分も、迷う自分も、上手く行かない自分も受け入れて、それでも一歩踏み出そうとする勇気と捉えました。新入社員の皆さんが新入社員研修として社会人の基礎を学ぶだけではなく、今後の自身の自走エンジンをいかに持てるのか。未完成な自分を愛する勇気をどうしたら持てるのか。研修ではなく人として変わるきっかけを作ることにチーム山善として最もこだわらせて頂いた点です。(降籏)
(※山善様では、社員一人ひとりが従業員意識を捨て、「自らが経営する」という自覚を持って、高い成果を追求する姿勢を大切にするため、社員を「従業員」と呼ばず、「自業員( じぎょういん)」と称しています。)
私は、26卒の新入社員研修の企画からご一緒させていただいておりますが、その中でも特にこだわらせていただいた点は、6日間の新入社員研修の場作りです。26卒の新入社員の皆様を研修当日に目の当たりにした時、「馬力・成長意欲の高さ」に非常に驚きました。
もちろん、川口さん・山岸さんと企画を練らせていただく中で、状態の想定はしておりましたが、それ以上のパフォーマンスを発揮しようとし続ける新入社員の皆様に出会った時に、「いかに6日間で成長を止めず、『最強世代』を実現できるか」をチーム山善で本気で考え、一日も妥協のない、本気の研修を作り上げたことが、私自身にとっても刺激的で学びに溢れた経験でした。新入社員研修を乗り越えた新入社員の皆様が、現場でも持続的な成長を遂げられるよう、OJTインストラクター研修を通じて共通言語を伝えられたことも、非常に嬉しく感じております。(飯田)