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リーダーシップを「理解」から「行動」に変えるには? 

リーダーシップを「理解」から「行動」に変えるには? 

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著者

山川 真美

著者

山川 真美

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員の育成体系構築から、管理職主導の組織開発まで支援。また、キャリア自律をテーマとした新商品開発や、若手が自律的に成長する組織風土づくりに取り組んでいる。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

こんにちは。NEWONEの山川です。
日々こういった仕事をしていると、人事担当者や現場の責任者の方々からメンバーに対して、
「そろそろ中核メンバーなんだからリーダーシップを発揮してほしいよ」、「言われたことだけしてないでさ…」といったお声をよく聞きます。

仕事に慣れ、一定のクオリティを出せるようになってきた中堅世代に対して、今に満足するのではなく次のステップへ進んでほしいという期待はどの企業様も共通でお持ちです。

そんな中、先日ある企業の中堅社員の皆さまに、リーダーシップをテーマとして自己プロジェクトを立ち上げて実践する職場実践型研修を実施させていただきました。

自転車に乗れるようになるには、一生懸命本を読んで漕ぎ方を理解するだけでは意味がなく、実際に乗ってみて、何度も転んで、それでも乗り続けることでようやく1人で乗れるようになるように、

リーダーシップ発揮においても、いくら概論・リーダーシップスタイルを研修の場でインプットしても行動してみないことには何も変化しません。

そのため、今回の研修ではアクションプランを立て、職場で実践し、実践結果・変化を発表する設計としました。

しかし、そういったアクションを立てる時には、
「現状の延長線上のアクションを探し、それっぽいアクションプランを立てること」に陥りがちです。

(人事担当の方であれば「いや、そういうアクションじゃなくて…」と感じられたこともあるのではないでしょうか)

では、どうしたら受講者の方々が自分の半径3メートルの枠を超えたアクションを立て、実践できるようになるのか?

それは、「ぎこちない」という感情を受容することです。

実際、新しいことに取り組むときには失敗や試行錯誤がつきものですが、それが成長の過程であり、リーダーシップを発揮するための重要な一歩なのです。

だからこそ、この研修のプログラム・ファシリテーションでは、

不安や失敗、「ちょっと難しそう…」というぎこちなさを受け入れ、それすらをも楽しんで行動することが大事
●失敗があったとしてもチャレンジした自分をむしろ褒めよう。難しかった要因を振り返れば次につながる

というメッセージを大切に実施しました。

そうしたことで、受講者の方々も「今はぎこちないことにトライしている。だから心も揺れるし、上手くいかないこともある」と、リーダーシップ発揮に対する心理的ハードルをコントロールでき、結果、職場での行動実践度合いが高まったように感じます。

中堅社員のリーダーシップ発揮に課題感を感じている方は、理論理屈を学習させるのではなく、まず“失敗や不安定な状況を楽しむ姿勢”をこういった研修の場や普段の周囲の声掛け等を通して育てることがファーストステップかもしれません。