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研修の学びを職場へと持ち帰るために必要なこと

研修の学びを職場へと持ち帰るために必要なこと

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著者

本間 俊平

著者

本間 俊平

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層の研修設計を支援。社内ではインナーブランディングの一環として、社内イベントの企画を行っている。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

先日、新入社員150名に対して半日間の新入社員フォローアップ研修をオンライン形式で実施させて頂きました。
学生時代の授業をオンラインで受けている世代というのもあり、オンラインでの研修実施も慣れている様子でした。

 入社してから約5か月が経過したこともあり、社会人生活にだいぶ馴染んできた様子でしたが、配属された職場や業務ごとにやりがいを感じるシーンもあれば、仕事を進める中での悩みや壁を感じているそんな印象でした。
 改めて、2年目に向けて立ち止まり、自身のことや周囲からの期待について考えていただく時間の重要性を感じました。

今回のフォローアップ研修ではG-PDCAサイクルについて扱い、「仕事の進め方を強化する」ことがメインテーマでした。

 この時期に多くの職場で見られるのが、新入社員の自己評価と他者評価のギャップです。できることが増える一方で、周囲からの期待も増します。なぜ「仕事の進め方を強化する」ことが必要なのか新入社員の方々に腹落ちしていただくために、まずは客観的な自分の現在位置についてとらえていただきました。

 新入社員のありたい姿を踏まえ、上司からの「評価している行動」と「今後重視してほしい行動」を研修内で扱い、仕事を進めるうえでの自分の課題を考えていただきました。

実際のグループワークで受講者の方々は、

・自分から仕事を取りに行く姿勢だと思う。自身でも課題だと思っていたが、上司からももっと自分から仕事を取りに来てほしいと期待されている
・時間意識について自分ではあまり気づいていなかったが上司はもっと気を付けてほしいと思っていること気づいた。

等の客観的に自身の現状や課題に向き合う姿勢が印象的でした。

 G-PDCAサイクルを実践演習で学ぶ中でも、以下のような自職場や業務と結びつけた学びや気づきの声が上がっていました。

・私の職場だと、急な発注やお客さまとの調整があるので、計画を立てる際にはバッファを持たせることが大事だと思った
・業務の目的を考えてみると、単調な作業だと思っていた仕事もまだまだ工夫する余地があると思った

 研修での持ち帰りを増やすためには、一方的なスキル付与ではなく、自職場や業務へとつなげていただくことが、改めて重要だと感じる経験でした。