NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。
自身の学習歴を振り返った時、「良かった学び」と「あれはいまいちだったな(もしくは、記憶に残ってないな)」という学びとの間では、どのような違いがあるでしょうか?
是非振り返っていただきながら、この後読み進めていただければと思いますが、私が良かったと感じる学びが、社会人になって自ら受けに行った組織開発をテーマにした研修、いまいちだったのが、大学で大人数を対象にした講義でした。
講師が教室の前に立ち、「大事なこと」としてラーニングポイントを教えていく。テストをパスするためには大事なものだと思いますが、果たして自分の今後の人生において大事なのかピンとこず、いつの間にか夢の世界へ…。なんてこともありました。
この「講師対生徒」という、「教え、教えられ」という関係性での学びは、ともすると社員研修でも引き継がれていると感じています。
新入社員研修や昇格者研修、管理職研修等の中で、「こんなマインドが大事だから、これをすることが大事だからしましょう!」と、講師が前に立ち受講者が聞く構図です。
私はちょっとひねくれているので、「え、社内でやっている人いないじゃん」「そんな簡単に言うけど、理想論じゃない?」と研修を受けながらどんどん白けてしまうことが多くあります。私とは違って、研修直後は熱が上がる方もおられるかと思いますが、とはいえ行動の変化が見られなかったり、継続しなかったり、なんてことがあるのではないでしょうか?
私の体験も交えながらお伝えしましたが、ここで研修設計をする上で大事なポイントをお伝えすると、それは「“感情”を大事にする」ということです。
“感情”というと、ビジネスにおいては、合理的なことが優先され、感情はどこか優先すべきでないもの、目をつむるもの、のような扱いを受けているように感じます。
何か決めごとがあるとき、心の中ではもやっとしながら、「良いと思います」と言ってしまったり、時たま感情的になる人を見て「あんなに怒ってもどうしようもないのに」と距離を取ったり。でも結局は、心のもやもやを抱えたままでは、感情に目を向けないことで、行動にブレーキがかかってしまう(=行動変容に結びつかない)のだと思います。
研修はやっただけでは意味が無く(むしろ、時間泥棒という意味ではやらない方が良い)、それをきっかけとして行動が変わり、行動が変わることでパフォーマンスがあがり、自分も会社もwin-winになることで価値があると思っていますが、NEWONEの研修ではそのために、
①参加者の感情変化に沿った研修内容を設計し、
②参加者・場の感情変化を捉えてファシリテーションすることを大事にしています。
参加者の感情変化に沿った研修内容設計
参加者の方が研修の場に入ってくるところから、研修を終えて場を去るまで(連続物の研修だと、帰宅後ふっと息をつき研修内容をぼんやり思い出すまで)想像します。参加者の方に持ち帰ってほしいラーニングポイントは洗い出しますが、それを「これが大事だから覚えて」とはしません。
冒頭にお話したように、これが大事だと言われても、自分にとっての重要性に気づいたり、自分がそのラーニングポイントを使い、使うメリットを感じないと、行動変容には結びつきません。
そのためNEWONEでは「認知的不協和(自分が大事だと言っているのに、それをしていない自分に気づくことで認知と行動のズレを認知し、ズレを解消したい感情を起こす)」や「とらえなおし(自分は○○という行動しかできない、という認知から△△という行動を起こすことができた、と認知を変える)」を設計に盛り込みながら、感情の変化に沿ったプログラムにしています。
NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。
参加者・場の感情変化を捉えたファシリテーション
参加者が場に足を運んでから、場にいて、場を離れるまで、どんな感情の変化が参加者個人の中で、集合体としての場の中で、起こっているのか感じ取ってファシリテーションしていきます。
「講師」という「教える」役割ではなく、「ファシリテーター」という「参加者の方々の気づき・学びを促す」役割としてある中で、「今、参加者の中に何が起こっていて(もやもやしている?手ごたえをつかみ始めている?もしくは居心地悪く感じていたりする?等)、さらに気づきを促すためにどうアプローチすべきか?」を考えています。
とても小さなアクションですが、もやもやしている参加者・場の感情を読み取って、「お隣同士で“今の内容分かった?”って聞き合ってみましょう」と言うだけで、気づきが促進されたりします。
是非研修を設計される際に参考にしていただければ嬉しいですし、個別のテーマで具体的にどんな内容をNEWONEだとできるのか関心をもっていただければ、とても嬉しいです!