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斧を研ぐ時間、取れていますか? ― 木こりのジレンマから学ぶ組織と個人の成長

斧を研ぐ時間、取れていますか? ― 木こりのジレンマから学ぶ組織と個人の成長

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著者

増富 寧々

著者

増富 寧々

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員の育成体系構築から、管理職主導の組織開発まで支援。社内では組織開発の一環としてのイベントを企画・運営を行う。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

「木こりのジレンマ」という寓話をご存知でしょうか。


木を切り続けている木こりが、斧の刃先が鈍っているにもかかわらず「研ぐ時間がない」と作業を続けてしまうことで、効率も成果も上がらなくなる、そんなお話です。

これは現場でもよくある光景ではないでしょうか。

気づけば「斧」がボロボロになってしまっているにも関わらず、成果が出ないと嘆き、目の前の業務に追われ続ける。そうした状況に陥っている方が、皆さまの職場にもいらっしゃるかもしれません。

先日、ある大手IT企業様にて「内省ワークショップ」を実施しました。


対象は、長期的なプロジェクトに携わりながらも、自身の成長や今後のキャリアに不安を抱えるメンバーの方々です。業務の振り返りや自身の強み・弱みを見つめ直す機会が不足している状態でした。
そこで行ったのが「自己効力感を高める振り返り会」です。

ワークショップでは、

・モチベーション曲線を用いたこれまでの経験の可視化
・自身の強み・弱みの内省
・ 上司からの経験共有による共感の創出

を通じて、個々の自己理解を深めると同時に、「自分にもできる」という感覚を取り戻していただきました。

さらに、チーム単位での実施により、メンバー間の相互理解や共感が生まれ、「個人だけでなく組織としての効力感(組織効力感)」を高める時間にもなりました。
研修というと階層別での実施が一般的ですが、チーム単位でのアプローチも効果的です。


斧を研ぐ時間を意識的に設けることで、組織全体のパフォーマンスを高める一助となります。

ぜひ、導入をご検討いただければと思います。