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若手社員のキャリア観と企業の向き合い方

若手社員のキャリア観と企業の向き合い方

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著者

増富 寧々

著者

増富 寧々

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員の育成体系構築から、管理職主導の組織開発まで支援。社内では組織開発の一環としてのイベントを企画・運営を行う。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

昨今、転職が一般的となり、キャリアの選択肢が多様化する中で、若手社員にとって「この会社で働き続ける意味」を見出すことが、ますます重要になってきています。

若手社員の中には、入社時点で「とりあえず入ってみる」といった、いわば“片足を上げた状態”で企業を選ぶケースも見られます。これは、キャリアの歩み方に「唯一の正解」がないという認識が広がっていることの表れでもあります。その結果、少しでも不都合や違和感を覚えた時に、すぐに転職を選ぶという判断がしやすい構図が生まれています。

だからこそ、企業側としては、社員が「ここが自分にとっての正解だ」と納得し、納得感を持って働き続けられる環境づくりが求められています。しかし、SNSなどによって外部情報が容易に得られる現代において、自社の良さを強く実感し、「ここが良い」と確信するには、相応の内省と支援が必要です。

このような背景を踏まえ、社員が自らのキャリアと向き合う機会、たとえば「キャリア自律研修」や「自己理解のためのワークショップ」などを提供することは極めて有効です。こうしたプログラムを通じて、社員一人ひとりが「なぜここで働くのか」「自身の人生においてこの仕事が持つ意味」を主体的に考え続けることが、キャリアの自律性を育む基盤になります。

また、上司や人事、組織の側からも「あなたがここにいることには意味がある」と繰り返し伝えていく姿勢が、社員のエンゲージメント向上につながると考えます。

若手の離職やキャリア研修に興味がある方はぜひ一度お問い合わせください。