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自分らしさと挑戦〜若手のジレンマとは?〜

自分らしさと挑戦〜若手のジレンマとは?〜

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著者

増富 寧々

著者

増富 寧々

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員の育成体系構築から、管理職主導の組織開発まで支援。社内では組織開発の一環としてのイベントを企画・運営を行う。

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「自分らしさを大切にしたい」
若者が大切にしている価値観です。このような言葉を若手から多く聞くようになったのではないでしょうか?私もそのうちの1人で、働く中でも自分らしくありたいなと感じています。

そんな中、人事様から「自分らしくいることを大切にして、チャレンジをしない方がいるんです」というお悩みも聞くようになりました。自分らしさが失われることを恐れ、自分の安全圏(コンフォートゾーン)から抜け出さない)こととは、本当に「自分らしい」状態なのでしょうか。

私は結論、このような状態は「自分らしさ」とは言えないのではないかと感じています。

というのも、自分を取り巻く環境や期待は学生から社会人、社会人1年目〜2年目、3年目と変化をし続け、その環境の変化に合わせて常に自分らしくいられる自分にアップデートしていく必要があるためです。

とはいえ、挑戦したことで「自分らしい」と思える状態でなくなることを不安に感じている人は多いと思います。

今回は、環境の変化に合わせて自分自身をアップデートしていくとはどのようなことなのか、アップデートしていくうえでどのような壁や課題があるかをご紹介していきます。

壁①:期待に向き合うことができない

役割や立場が変わると必ず周囲の期待も変わってくるものです。

例えば、新入社員から2年目に年次が上がった時等は、明確に周囲の期待が高まったり、これまでよりも高い基準を求められたりした経験があるのではないでしょうか。

この変化した期待に対して、「それは自分らしくないから応えられない」「そのやり方/あり方は自分らしさを守れないからやらない」というように、期待に向き合うことができない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「自分らしさ」というコンフォートゾーンに逃げてしまい、挑戦から遠ざかることで、自分自身をアップデートできないことは大きな壁と言えるでしょう。

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壁②:自分の本当に大切な価値観が見つけられていない/優先順位を間違えてしまう

若手の傾向として、目の前の苦しさばかりに気を取られてしまい、「自分の大切にしたい価値観が満たされていない」ととらえてしまうことが多くあります。

これは、「プライベートを大事にしたい」「社会貢献性の高い仕事がしたい」等の粒度でしか自身の価値観を理解できていないにもかかわらず、それが目の前の仕事で感じられないと不安になるという状態だと言えるでしょう。

価値観の優先順位や自分の本当に大切にしたいことを知らないと、目先のことばかりに振り回され、前向きに仕事に取り組むことができなくなり挑戦にもつながらないと考えます。

そこで対策としては
対策①:変化を楽しむ
対策②:自分が本質的に大切にしていることは何なのかを考える

この2つだと思います。

新しい自分になるためには、サナギから生まれ変わる力が必要です。蝶になることを考え、自分は今変化の途中なんだと楽しみながら期待から逃げないことが重要です。

そして、価値観を改めて認識し、自社に何を求めていたのか振り返りでギアを入れ直す時間をとると挑戦できる人材に近づくと感じます。

いかがでしたでしょうか。
もうすぐ26卒の方を迎え入れる企業様も多いと思います。
ぜひ若手の価値観の参考、対策にしていただければと思います。