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キャリアを前に進めるのは「新しい一歩へ導いてくれる関係性」

キャリアを前に進めるのは「新しい一歩へ導いてくれる関係性」

<a href=桶谷 萌々子" width="104" height="104">

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。キャリア自律の育成体系構築や、管理職のマネジメント強化施策など幅広く支援。また、組織開発の一環としての社内イベントの企画・運営を行う。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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キャリア自律が強調されるようになり、キャリア研修やE-ラーニングなどの支援の拡充が各企業様に広がっています。しかし「自律」という言葉だけが先行すると、すべてを個人の努力に委ねてしまいがちです。
実際には、新しい一歩を踏み出すことは簡単ではありません。

キャリア形成に必要なのは大きな決断ではなく、「いまの枠から半歩外に出るスモールアクション」。
一方で、キャリアのための行動は、目の前の業務成果に直結しないことが多く、「やらなければならない」という強制力や「やったほうが得だ」という分かりやすいメリットも見えづらく、「やれたらいい」程度に扱われがちです。
緊急ではないが、本当は重要なことだからこそ後回しになり、やろうと思ったまま行動に移せないという性質を持っています。

意志にたよらず、「人とのつながり」から行動を起こす

こうしたハードルを超えるために、個人の意志の強さだけに委ねていいのでしょうか?

この壁を越えるために有効なのが、「自分の意識だけで頑張ろうとしない」ことです。アクションの実行を個人の意志の力だけに頼るのではなく、自分を行動に“引きずり出してくれる存在”を巻き込むこと、あるいは、自分が巻き込まれてしまう環境に身を置くことが大切だと考えます。

先日読んだ小説では、仕事にも役職にも張り合いを感じられなくなった50歳手前の男性が、偶然出会った若者の影響でメンズメイクを始めるシーンが描かれていました。メイクを通して顔色が明るくなり、気持ちも軽くなり、メイクをきっかけに職場の若手との雑談にも挑戦していく。強い決意で変わったのではなく、「出会いに触発されて何となくやってみた」ことで変化していく様子が描かれていました。

人との関わりが、小さな挑戦を「できること」に変えていくのではないか、とこのシーンを見て感じました。

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キャリアをつくるのは「何をするか」より「誰と出会うか」

先述の事例のように、これまでの自分には縁のなかった場所へ「連れ出してくれる」「引きずり出してくれる」関係性の存在こそが、キャリア自律を現実の行動へとつなげる、最も力強い原動力ではないでしょうか。

自分のキャリアは自分で考える、というのは確かに大切です。
ただし、それは「自分一人で完結させること」と同義ではありません。人との関係性の中で視野が揺さぶられ、新しい選択肢が生まれ、スモールアクションが実行される。その積み重ねこそが、キャリアをつくり続けていきます。

だからこそ、キャリア形成の鍵は「何をするか」だけでなく、「誰とつながるか」。自分を新しい世界に引きずり出してくれる存在や環境を選び、関係を育てていくこと自体が、キャリアの大切な一歩目なのではないでしょうか。