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“もぐらたたき”のマネジメントから抜け出すために――いま管理職に必要な思考の整理

“もぐらたたき”のマネジメントから抜け出すために――いま管理職に必要な思考の整理

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著者

藤澤 星奏

著者

藤澤 星奏

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員の育成体系構築から、管理職主導の組織開発まで支援。また、キャリア自律をテーマとした新商品開発や、若手が自律的に成長する組織風土づくりに取り組んでいる。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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「とにかく毎日が忙しい」「目の前の対応だけで一日が終わってしまう」そんな“もぐらたたき”のような状態に陥っている管理職は少なくありません。プレイヤー業務を抱えながらチームマネジメントにも向き合う中で、気づけば本来注ぐべき時間やエネルギーが分散され、何に優先して取り組むべきかが見えなくなってしまっている状況をよく耳にします。

このような状態から抜け出すには、単に効率化やスピードアップを目指すだけでは不十分であり、むしろ大切なのは、「自分は今、何に時間を使っているのか」「どうありたいのか」を見つめ直すこと。つまり、“思考の整理”が求められるのではないかと考えています。

ではどのような思考の整理が必要でしょうか?

  1. 現状を客観的に認識すること
    まずは、自分が抱えている業務を見える化し、本当に重要な仕事に時間を使えているかを点検することから始まります。
  2. 「ありたい姿」を目標ではなく“状態”で描くこと
    数値目標ではなく、「どんな働き方が理想か」「チームがどう動いている状態が望ましいか」といった、日常のイメージから考えることで、判断軸が生まれます。
  3. 優先順位を明確にすること
    あれもこれもではなく、「今、一番力を注ぐべきことは何か?」を定めることが成果に直結します。
  4. やめる判断をすること
    多忙な人ほど、“やめられない理由”を抱えがちですが、ありたい状態から逆算して考えることで、納得感のある取捨選択が可能になります。

これらは、日常業務の中で自然に身につきにくいからこそ、立ち止まって思考を整理し、他者と対話しながら自分自身のマネジメントを見直す“場”が重要ではないでしょうか。

“忙しい”に流されるのではなく、“忙しさの意味”を問い直す機会をつくり、皆様の企業の管理職の方々が、より効果的に力を発揮するきっかけをつくりだすために、人事の皆様と今後も伴走させていただきます。

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