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若手が定期的にキャリアを振り返る意味とは

若手が定期的にキャリアを振り返る意味とは

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著者

山口 陽輝

著者

山口 陽輝

大学卒業後、株式会社NEWONEに入社。HRパートナーとして、新人・若手から管理職層までの研修設計や新人・若手領域を中心に、ファシリテーターも行う。
社内では、新入社員育成の責任者として社内の育成体系づくり・育成風土醸成を推進する傍ら、Unitのリーダーとしてもメンバー育成を行いながらプレイヤーとして活動している。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

先日、入社2年目の方々に対して、「自分の現在地を把握し、今後のキャリアを自ら選択していけるようにする」ことを目的に1日間のオンライン研修を実施させていただきました。
1年目と比べると業務負荷が高くなり、業務に忙殺されている2年目の皆さんだからこそ、今回の研修ではじっくりWill/Can/Mustのフレームで振り返っていただきました。

実は今回の受講者の皆さんは、1年目の終わりにもWill/Can/Mustのフレームを用いた「1年目キャリア研修」を受講されているため、2度目のキャリア研修でした。そして1年後には「3年目キャリア研修」も控えています。
そのため、キャリア研修の頻度や内容に関して、懸念もあったのですが、研修終了時の皆さんのコメントはポジティブなものばかりでした。

また、昨今はエンゲージメントサーベイの結果から、次のような懸念を抱かれる人事様もいらっしゃいます。

「エンゲージメントサーベイをとると、若手のキャリア意識に関するスコアが低い。会社としてはキャリア自律を促すために色々な施策を動かしているが、サーベイの結果は変わらない。会社が施策を打つだけでは変わらないため、施策を活用する若手の意識も変わるべきなのではないか。」

折角施策を整えても、活用する社員の皆さんが受け身では、練り上げた施策も狙った効果を発揮しません。

今回の研修でも、「自分のキャリアは会社が決めるのではなく、自己決定するものであり、自己決定の範囲は広げることができる」という手応えを掴んでいただけるように、3年間で3回のキャリア研修を実施することになりました。

3回ともWill/Can/Mustのフレームを使って振り返っていただきますが、1年目は「Must重視」2年目は「Will重視」3年目は「Can重視」とグラデーションがついており、かつ取り組んでいただくワーク自体は重複しないように設計しました。

研修での振り返りを通じて2年目の皆さんからは、以下のようなコメントが挙がっていました。

・定期的に自分のキャリアを振り返ることで、自分の成長を感じることができた
・前回研修時より、自己決定の範囲が広がっていた。ただ、まだまだ広げられる
・経験を通して人は成長し、その経験は組織から与えられるものもあれば、自分で取りに行くこともできる
・業務に忙殺されていて気付かなかったが、この会社でいろんなスキルを身につけることができている

研修を通じて、上司から仕事を渡されることが多く受け身になりがちな若手であっても、環境・経験は自分で取りに行くことができることに気づいていただくことができました。