人生の歴史を棚卸する：ライフキャリアの発見と想像

昨今のビジネス環境は急速に変化しており、企業の枠内にとどまらず、外に足を運び、学んだことを還元するのが「当たり前」の世の中になってきています。
そのため、自身が大事にしている価値観をもとにやってみたいことを発見し、行動に移すことの重要性が増してきています。

上記のような背景から、先日、とある企業様にて人生の棚卸をするキャリア研修を実施してきました。
残りの人生をよりよく過ごすには？をテーマに、自身のこれまでの経験を棚卸する中で
変遷に気づき、あまり深掘ってこなかった体験から見える自身の姿に驚く受講者の方々もいました。

また、受講者同士でお互いの経験に関して、問いかけを通じたかかわりの中で思考を深め、人生を客観視するきっかけにもなったのではないかと思います。

実際に研修を受ける中で、受講者の方々から多くの肯定的な意見があったので
以下にいくつか紹介します。

・これまで気づかなかった自身の価値観に触れ、今後やってみたいことを社内制度の活用を通じて実施したい
・こだわりやいらないプライドは成長するうえで邪魔なものであるから取り除きたい
・貢献したいという欲が強いことが分かったので、ボランティア活動や健康促進の活動をやっていきたい
・人と話すことが好きなので、若手とのコミュニケーションをもっと積極的に行い、社内に還元できることを見つけたい
・新しいことにどんどん挑戦していきたいから、会社以外で収入を得る方法を探してみたい

この研修から「これまでの人生経験の中で手に入れた資産(人脈・経験・スキル)を棚卸することによって、今後に必要か否かを見極め、理想の人生を考えてみる」ことは、必ず今後のキャリアを歩むうえで役に立つものとなると感じました。

本研修はシニア向けのものでしたが、年齢にかかわらず誰もが人生について振り返り、理想の人生を考えることは、人生を豊かにするための手段であると考えます。
この先の長い人生をどう過ごしたいか？を考えることがいかに大切か改めて考える機会になりました。