NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。
先日、30代半ばの方々を主な対象に、リーダーシップの核心を探求するプログラムを対面形式で2日間実施させていただきました。
本研修の目的は、上司と部下の結節点としてリーダーシップとフォロワーシップを発揮し、周囲を巻き込みながら高い成果を生み出す能力を育むことであり、主要なメッセージは『リーダーシップの旅(野田智義/金井壽宏、光文社新書)』にも見られる「3段階のリーダーシップ」に焦点を当てています。特に、リード・ザ・セルフとリード・ザ・ピープルの段階に重きを置いて研修を進行しました。
具体的には、研修の初めにリード・ザ・セルフの部分で、受講者自身の強み、源泉、理想像を多角的に考察し、自己理解を深める時間を設けました。そして、リーダーとリーダーシップの違い、そしてリーダーシップを発揮するための思考と行動を理解するために徐々にリード・ザ・ピープルの部分に焦点を移し、受講者に自身が目指すリーダーシップを言語化する機会を提供しました。
研修を通じて、受講者は「リーダーシップとは何か?」とそれを実践するための具体的なスキルを学ぶことで、「リーダーシップは大それたことをやるわけではない、ちょっとしたことから発揮できる」という認識を得ることができ、これによりリーダーシップ発揮に対する「自分でもできる」という自信につながったと感じています。
研修の最後には車座になって2日間の気づき・学びと職場に戻って行うワンアクションを1人ずつ宣言いただきましたが、発言内容から研修を通じて自分の成長に対する自己効力感や他者視点の獲得、そして新たな自己発見が得られたことが明らかになりました。
また、上司との連携のハードルや、職場での実践に向けた悩みを共有したことで、「自分だけが悩んでいるわけではない」という安心感や仲間意識も生まれました。
私はこの研修から、リーダーシップの発揮は大きな変化や大規模な行動だけではなく、日常の些細な思考や行動から始まるものであるという持論を導きました。
そして、自分自身のリーダーシップを理解し、言語化することが、自身と他者を効果的に導く第一歩であると感じています。
今回の研修では、リーダーシップの理解と実践の重要性を強調し、受講者に新たな自己発見と他者との連携を図る機会を提供することができました。そして、これらの学びが受講者の日常の仕事におけるリーダーシップ発揮へとつながることを期待しています。