NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。
研修の満足度は高いけど、受講者が学んだことが活かせておらず、研修の内容をどこから改善していけばいいかわからないと悩んだことはありませんか。
結論、受講者が研修の内容を「わかった」という状態で現場に送り出されているからです。
例えば多くの企業では4月に新人研修を行い、それ以降は現場での実践を重視する傾向にあります。しかし、その研修の方法で本当に新人は学んだことを現場で実践できるでしょうか?研修の目的は達成されているでしょうか?
本記事では立教大学中原淳教授が提唱する「トランジションサポートモデル」を活用した研修形態についてお伝えします。
弊社のトランジションサポートモデルを取り入れた研修プログラム例はこちら
トランジションサポートモデルとは
トラジションサポートモデルとは研修を短期間・高頻度で行うモデルです。
コロナ前の研修は、イベント的に詰め込みで長時間・一時的に行われていました。しかし、コロナによってリモート環境が整備されたことで、研修やワークショップを対面・オンラインを組み合わせて行うことが可能になりました。それにより今までよりも研修を開催しやすくなったため、1日で8時間研修であったところを4日間で2時間の研修など「短期間、高頻度で研修を行うこと」が可能になりました。
トランジションサポートモデルについて中原先生にご講演頂いたセミナーはこちらから視聴頂けます
トランジションサポートモデルのメリット
トランジションサポートモデルのメリットは、「わかった」ではなく「できた」の状態を作ることができる点です。
長時間・一時的に詰め込むようにインプットすると研修後の受講者は以下のような感情になることが想定されます。
【研修直後】「わかったけど実際にやってみないとわからないな」
【現場実践中】「現場に出て実践をしてみると、意外とうまくいかないな」
【その後】「どうしたらできるようになるんだろう…」
その結果、受講者の成長スピードは落ちてしまいます。
しかしトランジションサポートモデルは、研修を短期間・高頻度で行うことで、以下のような効果が得られます。
【研修直後】「現場実践では今日学んだことを意識してみよう」
【現場実践中】「現場で実践してみてうまくいかないところがあったから次回の研修で聞いてみよう・振り返ってみよう」
【その後】「研修で悩みを解決できた。次の現場実践では今日の学びを活かしてみよう」
その結果、研修で「わかった」で終わらず「できた」の状態にするサポートをすることができます。
NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。
NEWONEでの事例をご紹介
では実際に、NEWONEの研修で行っているトランジションサポートモデルの取り入れ方を新人研修を例にご紹介します。
ある企業様では、数年前まで下記のような形式で新人研修を実施しておりました。
【4月1週目】
Day1:ビジネスマインド研修
Day2:ビジネスマナー研修
Day3:ビジネスコミュニケーション研修
Day4:仕事の進め方の研修
Day5:総まとめ研修
【4月2週目以降】
Day6以降:現場OJT
その企業様では受講者満足度の高い研修を実施することはできていたのですが、現場の先輩社員からは研修で学んだことを活かせていないという声が上がっていました。
そこで、NEWONEでは以下のようにトランジションサポートモデルを取り入れた研修を一緒に設計させていただきました。
【4月1週目】
Day1:ビジネスマインド研修
Day2:ビジネスマナー研修
Day3-5:現場OJT
【4月2週目】
Day6,7:現場OJTの振り返り/ビジネスコミュニケーション研修
Day8-10:現場OJT
【4月3週目】
Day11,12:現場OJTの振り返り/仕事の進め方研修
Day13,14:現場OJT
Day15:現場OJTの振り返り/総まとめ研修
研修と研修の間に現場OJTを入れることで、学びを実践に移す期間を生み出しました。また研修の冒頭に振り返りパートも入れることで半強制的に経験学習サイクルを回してもらい、次の現場OJTに向けた持論を作るための仕組みを設計しています。
まとめ
前提として、伝えたいメッセージのすべてを一回の研修で受講者へ伝えきり、実践に移してもらうことは非常に困難です。
だからこそNEWONEでは短期間・高頻度の研修を設計し、学んだことをすぐ現場で実践し、こまめに振り返りの機会を作ることで【受講者の「わかる」を「できる」に変える】ためのご支援をしております。
本記事をお読みいただき、NEWONEの研修にご興味をお持ちいただいた方はこちらからNEWONEがご提供する研修一覧をご覧いただけます。
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