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新入社員のためではなく、OJTトレーナーのための研修であることの重要性

新入社員のためではなく、OJTトレーナーのための研修であることの重要性

<a href=渡名喜 守哉" width="104" height="104">

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層を支援している。また、社内では提案書の集約システムの構築や組織開発の一環としての社内イベントの企画・運営を行う。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

昨今、個人が尊重されるようになったり、転職が容易になったり、新入社員の年ごとの傾向の変化が大きくなっているなど環境の変化がありますが、それに伴い新入社員の育成にも力を入れている企業様が増加しています。

そんな中で、OJTトレーナーへの期待はこれまでよりも大きくなっているのではないでしょうか。

先月、OJTトレーナー研修をご一緒させて頂く中で、研修中のグループワークの受講者の声では、これまでよりも自分が育成の責任を負うことに対して「不安」に感じている方々が増えている印象を受けました。実際に人事様とお話をする中でもこれまでよりも不安の声が増えているとお聞きします。

このような状況下で、OJTトレーナー研修を設計する際に気を付けることはなんでしょうか。

それは「OJTトレーナーのための研修であること」ではないかと思います。新入社員へのフォローが手厚くなっていく一方で、OJTトレーナー研修が「新入社員のためのOJTトレーナー研修」になってはいないでしょうか。

OJTトレーナーの皆様の不安が大きい場合の工夫としては、研修の冒頭にて「OJTトレーナーの皆様のためのお時間であり、皆様のお悩みをはきだしを行ったり、持論を意見交換する場である」ことをお伝えする方法があります。これらを設計の中に入れたところ、

「他のトレーナーの考えと比較でき、自分の良い部分と伸びしろに気づけた」
「自分ひとりで抱え込む必要がないのだと感じた」
「自分だけの悩みではないことに気づき、勇気づけられた」

などの声が上がりました。

新入社員の育成に重きが置かれている今だからこそ、OJTトレーナーの皆様の声にも丁寧に向き合っていきたいと感じます。