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個性を尊重するべき時代のビジネスマナー~個性VSビジネスマナー~

個性を尊重するべき時代のビジネスマナー~個性VSビジネスマナー~

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著者

増富 寧々

著者

増富 寧々

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員の育成体系構築から、管理職主導の組織開発まで支援。社内では組織開発の一環としてのイベントを企画・運営を行う。

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近年、個性を尊重する会社が増えてきたように思います。

新入社員も「自分らしく働ける」「個性を尊重してほしい」と考える学生が多いように自分らしさを大切にする傾向も同時に強まっています。

人事様のお悩みの中で、「個性が強すぎて、ビジネスマナーができていない人がいるんですよ・・・」というお声が挙がっておりました。

そもそも個性とビジネスマナーは対立するものなのでしょうか。

私は対立せず、使い分けるものだと考えています。私は入社当時、ビジネスマナーは個性を潰して、身に付けるものであると考えていました。

しかし、ビジネスマナーはもう1人のビジネスパーソンとしての自分を確立し、相手の期待に合わせて、ビジネスパーソンとしての自分とありのままの自分(自分らしさ/個性)を引き出しのように出し引きし、使い分けることが大切であると考えます。

個性を尊重するべき時代のビジネスマナーの捉え方は難しくなっていていると感じますが、個性は必要でない、ビジネスマナーは必要でないというどちらか一方の考えではなく、両方が大切であるという前提が大切です。

ビジネスマナーを正しく身に付けることで、社会人としての信頼を得ることができますし、一方で、ビジネスマナーができていないと信頼を失うことになります。

また、「個性は必要でない」と伝えても、現代の若者には受け入れがたいメッセージとなります。

個性もビジネスマナーも両方大切であるという前提のもと、ビジネスパーソンの自分と自分らしさを出し引きすることが令和時代のビジネスマナーであると考えます。