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OJT研修とは?目的や進め方、効果を出すポイントを詳しく解説!

OJT研修とは?目的や進め方、効果を出すポイントを詳しく解説!

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著者

大槻 美幸

著者

大槻 美幸

大学卒業後、IT機器メーカーへ営業として従事、その後株式会社シェイクに転職し、2018年1月に株式会社NEWONEに創業メンバーとして参画
管理職主導型の組織開発事業部のマネジャー(シニアHRパートナー)として、「上下の関係性を想いでつなぎ、組織へ循環させる」ことをテーマに若手から管理職層まで人材育成や組織開発コンサルティング、研修設計などを幅広く実施し、顧客の課題解決に向き合う

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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昨今の新入社員育成の難しさが叫ばれていますが、例えば、よくある新入社員の傾向として、

・自分が好きなことしか頑張らない

・効率化を求めて、80点を最初から狙う

・失敗する事が怖くて、正解探しをする

・仕事や組織に対する当事者意識が薄い

・何が頑張る動機になるのか分かりづらい

・納得しないと行動できない/しない 等。。

さまざまな観点から「主体性」が不足していると言われています。

これまでの育成の前提としては、自社で成長し、活躍していく前提の若手社員を育成するではなく、これからの育成の前提は、自社で成長し、活躍していくとは決めていない若手社員を育成するという前提でOJTトレーナー研修を設計することが重要と考えます。

今やYouTubeやEーラーニング等で、学習意欲や成長意欲があれば自ら情報収集できる時代です。そのため、「スキル」や「知識」を教えること以上に、自社や仕事に対する主体性・エンゲージメントを高めることが必要です。このような新人を主体性を引き出し、意欲的にするOJT研修において、どのようなポイントが必要か解説していきます。

主に、OJTと連動した新入社員の育成は、新入社員育成とトレーナー研修を連動させて設計することが重要です。主なポイントは、以下の4点です。

ポイント①同じキーワードでOJTトレーナー研修を設計する

トレーナー研修に新人の学び、目標を盛り込み、同じキーワードで育成が進む状態をつくることが重要です。

ポイント②行動目標をOJTトレーナー研修で新人と一緒に双方で立てる

自身で立てた行動目標をもとに、職場実践、振り返りを行うことでOJTトレーナーと新人が双方でPDCAを回すことが重要です。

ポイント③期待を双方で伝え合う

お互いに「もっとこうなってほしい」と期待していることを基準に現在地を認識することも重要です。OJTトレーナーから新人に対する期待は意外と明確に伝えられていないことも多々あります。こういったOJTトレーナー研修時に、改めて新人にどのような姿を目指して欲しいのか、どのようなスキルや能力をつけて欲しいのか明示してあげることが重要です。また、逆もしかりで、定期的な1on1を行い、目指す姿を新人が達成するうえで、OJTトレーナーに何をして欲しいのかといった期待を新人側から伝える機会があるとより良いOJT期間となります。

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。

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ポイント④ゴールを共通認識にする

ゴールを共通認識にしたうえで育成計画書を作成することも重要です。OJTトレーナーと人事の連動という狙いもありますが、職場全体でも共有しながら職場ぐるみでOJTを行うという風土醸成にもつながることを狙って行けるとより効果的と考えます。

また、昨今の職場のOJT環境としては、仕事の内容が変化しており、仕事の難易度や複雑さが増しており
新入社員から戦力になることが 求められる傾向がありますので、よりOJTトレーナーの育成力が問われます。

また、外部や内部の環境変化が激しいため多様な業務への対応が求められ、新入社員は自部署だけでなく、他部署や他社へアンテナを高めているのが現状としてあります。

それに伴って、OJTの考え方として、経験してから学ぶ(帰納的学習)ではなく、学んでから経験したい(演算的学習)傾向が強く、失敗を過度に恐れる傾向もあります。

なによりも働く環境も多様化していますので、リモートワークが増え、かかわりが薄くなっている可能性もOJTとして多くあります。 そのため、成果だけでなく生産性が求められるため、育成(成長)にも生産性が求められるOJT環境になっていると考えます。

上記の変化により「新入社員の育成は難しくなっている」傾向にある中で、「新入社員の主体性を引き出す」ためにはどのようなOJT研修が適切なのでしょうか。

OJT研修では、エンゲージメントを高め主体性を引き出す為には、以下の観点を抑えることが大事だと考えます。

①与える(教える)のではなく自己決定を促す

昨今の新入社員傾向を踏まえると「仕事を丁寧に教える」「動機づける」等の与えるかかわりは、
むしろ受身を助長する可能性があります。職場に配属されたはじめは本人が決めたり判断することは難しいと思いますが、慣れてきたタイミング等で、本人に決めさせる、自己責任で考えさせるかかわりが重要です

②仕事の面白さを演出し、エンゲージメントを高める

主体的に仕事を「したい」という意欲を引き出す(エンゲージメントを高める)ために、 仕事の面白さを演出するかかわり(=手ごたえをつかませるかかわり)を行うことが重要です。手応えをつかむと、仕事の面白さを実感でき、主体的な成長を促すことにつながります。

③OJTトレーナー自身が、エンゲージメント高く育成に取り組む

OJTトレーナー自身の日々の仕事への取り組み姿勢や、考え方がダイレクトに新人にも影響します。そのため、新入社員の育成に対しても自分事として捉えて、自分の成長機会と思って、エンゲージメント高く取り組むことが重要です。新人にフォーカスするのみでなく、OJTトレーナー本人の動機づけも考慮した設計をすることも重要です。

このような観点を踏まえて、OJT研修を実施させていただいております。

実際にいろんな企業様で実績があり、以下の企業様でご支援させていただいております。