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「期待を超えていく新入社員」に変化していくには

「期待を超えていく新入社員」に変化していくには

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著者

三浦 琳斗

著者

三浦 琳斗

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層の研修設計を支援。社内では組織開発の一環としてのイベントの企画・運営を行う。人事として、採用にも取り組んでいる。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

先日新入社員を対象としたフォローアップ研修を実施させて頂きました。

昨今、コロナ禍を経験した新入社員が続々と会社の一員となるのが「当たり前」となってくる中で、周囲からの見え方に関心が薄い新入社員が増えてきていると言われています。

実際に現場からは成長意欲が高く、主体的に仕事に取り組むにもかかわらず、無意識に失礼な発言や態度をとってしまうリスクもあることから改善に向けて頭を悩ませる人事や上司の方の声も多くあります。

周囲からの見え方に関心が薄いということは、周囲からの期待に鈍感であるとも言い換えられるのではないかと考えます。

悩みを解消するためには以下の2つの手段が有効であると考えます。

1つ目は、期待をとらえ、超えることをテーマに実務を想定したシミュレーションを実施し、実務と照らし合わせた振り返りを行うことです。仕事関係者や組織からの期待をとらえて仕事ができているのか振り返ることによって、受講者自身が日頃から意識できていることとできていない点を実務と関連して意識づけすることにつなげます。

2つ目は、受講者自身が想定している仕事関係者の期待と周囲が受講者に寄せる期待のギャップに受講者自身が気づくきっかけを作ることです。組織や周囲の期待は、日頃から上司の方や組織からの発信などを自ら取りにいかないと中々とらえることがむずかしいです。しかし、上司の方に相談することに対して、「忙しそうだから話しかけづらい」と考える新入社員の方々も多いのではないでしょうか。

そこで今回の研修では

・実務を想定したシミュレーションを実施し、実務と照らし合わせた振り返りを行うことで期待をとらえる・超えていく必要性を感じる
・研修終了後に上司からの期待をコメントとしてもらいに行く仕掛けを作ること

をポイントとしました。

今回の研修対象である受講者の方々も冒頭は

・期待をとらえる必要性はわかっているけど、自分自身が日頃から意識して取り組めているか考えられていない
・上司の方への相談にブレーキがかかる

といった状態でした。

しかし、実際に研修を通して

・「自身の仕事の進め方を客観視し、周囲の期待をとらえ、超えていくことが自身の仕事を進めやすくすることにつながると気づいた」
・「複数の関係者を思い浮かべることによって、仕事の優先順位もわかってくる」

といった受講者の声も聞くことができました。

この研修後、上司の方に期待を聞くという職場での行動が受講者の皆様には残っていますが、期待をとらえ、超えていくことが自身の成長にもつながることを体感したお時間ですので、前向きに取り組みたいと発言する方々が多くいました。

今回の新入社員研修を通じて、当たり前ではありますが、期待をとらえ、超えていくことが自分自身に問いかけた時にできているのか?を自己客観視する機会は大事であると感じました。また、実際に上司とのかかわりの中で期待を捉える瞬間を増やし、超えていくための行動をイメージできるような研修を目指し、今後も取り組んでまいります。