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【製造業限定セミナー】エンゲージメント向上のための組織開発とは?

【製造業限定セミナー】エンゲージメント向上のための組織開発とは?

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著者

高藤 賢

著者

高藤 賢

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員から管理職層まで幅広い階層を支援。社内では提案書の集約システムの構築、社内マニュアルの管理等、業務効率化に向けた仕組みづくりを行っている。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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国内の人手不足が深刻化している中、製造業ではその影響が顕著に表れており、人員を確保できないだけでなく、離職意向の高さも深刻な課題となっています。

エンゲージメント向上においては、管理職の日々のメンバーとのかかわり方がより重要視されていますが、コンプライアンスが厳しく昔のようなかかわりが持てずに理想とはかけ離れた職場風土となっている現場が少なくありません。

今回は、製造業の人手不足や離職の現状と原因を踏まえつつ、エンゲージメント向上のための組織開発について一緒に考えられればと思います。

※本内容は、2024年1月19日実施の【製造業限定セミナー】エンゲージメント向上のための組織開発とは?セミナーの内容をまとめたものです

製造業の現状

厚生労働省の「2022年版ものづくり白書」に示される通り、製造業では人手不足が深刻な課題となっています。その影響で、製造業各社は「採用強化」のみならず、「人材の継続確保」の重要性が高まってきています。

同時に、仕事の効率化や残業規制などの影響で、現場ではコミュニケーションの不足が顕著となり、相互の「想い」「認識」「考え方」にズレが生じている時代でもあります。そのズレを解消しようと様々な人事施策を打つなかで、なかなか施策の効果が出ないとお悩みの声もよく聞かれます。それはなぜでしょうか。

製造業ならではの難しさ

施策の効果がなかなか出ない原因として、

1.ミスが許されない風土
2.組織ごとの職種が違いすぎる

という2つをはじめとして、製造業特有の難しさがあります。

ここからは上記のような難しさを踏まえながら、製造業において施策を打つポイントをご紹介します。

施策を打つ上で押さえたいポイント

施策を打つうえで、まずカギを握るのが「管理職」です。

管理職は組織方針と現場で働くメンバーとの結節点の役割を果たし、その意識と行動が現場のエンゲージメントや心理的安全性に大きな影響を与えるからです。

同時に、経営・人事からの一方的な施策ではなく、メンバーも積極的に参画意識を持ち、お互いの違いを尊重し合いながら「対話を重視」していくことがもう1つのポイントとなります。

ここからは、管理職がメンバーを巻き込みながら対話をしていくにあたっての障害となる壁、その壁をどう超えていくか、をご紹介します。

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。

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対話が浸透しないのはなぜ?

対話が重要であると気づいている企業は多いものの、現場への対話の浸透を阻む様々な壁が存在しています。まず、何よりも大きな障害となっているのは、一部の人がそもそも対話を行おうとしないことです。これには以下の要因が絡んでいます。

・効率追求の壁
成果追求や労働時間削減の理由から、互いの背景を知る時間を削減してしまう

経験なしの壁
対話が重要であるという経験がない場合、過去の成功体験がないため、対話の価値を見出せずにためらってしまうことがあります。

・思い込みの壁
ダイバーシティの感覚欠如により、自分と他の人の考えが似ているという思い込みがあり、対話が不要であると思い込んでしまっていることがあります。

また、もう一つの対話が浸透していない理由として、そもそも対話すること自体が難しいこともあげられます。その要因としては、以下のスライドにある理由が考えられます。

では、これらの壁をどう乗り越えていけば良いでしょうか。

対話を円滑にするためのポイント

上記に挙げた対話の浸透しにくいハードルを乗り越え、対話を促進するためには、以下のポイントに留意することが重要です。

#1.対話のレベルに応じた対話を行う

参加者のスキルや経験に合わせて、心理的安全性を高め、「話しやすい場づくり」をする

  →お互いの「違いを理解」する
  →お互いの「強みや価値観」をベースに対話する
  →共通言語を用いながら、チーム全員で組織課題について話す
  →対話を通して理想の組織像/チーム像を描く

というようにスモールステップを踏ませる対話の進め方を意識する。

#2.様々な意見が出る状況をつくる

対話ツールを用いたり、ファシリテーションを工夫することで、様々な意見が出る場になるように工夫をする。

※弊社の対話実践ツール「Cocolabo」もぜひご検討ください。

#3.職場での行動の手ごたえを感じる支援と継続

「まずはやってみよう」の精神で対話の場をセットし、持続的な取り組みを通して「思っていたよりも多くの気づきがある」等の認知転換を狙っていく。

上記を意識することで、管理職がメンバーを巻き込みながら対話をするという行動変容が起こり、効果的な組織開発が可能となります。

セミナーアンケート(一部抜粋)

・今までのエンゲージメントセミナーは他業種も含んでおり内容がいまいちピンとこなかったが、今回は製造業限定の為、共感するところが多く、このような施策を打てばいいということが分かった。
・対話の重要性が再認識できたこと、さらにまずやってみることに繋げたいというモチベーションに繋がりました。
・「まずやってみる」という一歩目が重要と感じました。
・コミュニケーション力の活性化、まずは小さなことから行う姿勢(管理職含め)
・現在、やっている、やろうとしている方向性が間違っていないことが確認できました。

登壇者の声

今回製造業限定のセミナーを開催しましたが、現場のコミュニケーション不足における課題を感じられている方が非常に多いようでお申込みも多く、感心の高さが感じられました。ジワジワと今まであったコミュニケーションが減り続け、更には価値観のギャップが拡大していますが、そのことにほとんどの現場は気づかずに、ここまで来てしまっています。離職の波が止められないなど、目に見えた課題が出る前に打つべき手はまだ沢山あります。コミュニケ―ション不足において魔法の杖はなく、コツコツと出来ることをスモールステップでやり続けることが、組織開発においては重要です。

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