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時代に合わせたアンラーニング学習~行動変容の一歩目となる学習方法をお届け~

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NEWONE事務局

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エンゲージメント向上や人材開発・組織開発全般に関するお役立ち情報やメソッドを発信してます!

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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はじめに

以下のことで悩んだ経験ありますか?

・新たな役職に就く、環境に飛び込むのに「不安」を抱えている

・役職や環境が変わり、部下や部署の方々とコミュニケーションが上手くいかない

NEWONEの研修では、昇進、部署異動などにより、不安を抱えている方に【明日からできる】メソッドを提供しております。その中で、今回は「アンラーニング」について紹介させていただきます。

アンラーニングとは

 アンラーニングとは「学習棄却」です。学習棄却とは自身の成功体験や価値観を手放すことを指します。学習棄却と聞くと、ただ学びを捨てるだけではないかという印象を受けるかもしれませんが、捨てることが目的ではなく、新たな知識やスキルを取り入れるための「取捨選択」を目的にしているという点がアンラーニングの重要点です。

アンラーニングの事例紹介

さらに具体的にアンラーニングについてご理解頂けるように、アンラーニングの成功事例と失敗事例を対比してご紹介します。

今回は20年間コピーライターで専門性を磨き、新部署でマネジメントを依頼されたAさんとBさんの事例です。新部署に異動したにもかかわらず、プレイヤーとしての積み上げ経験である専門性に頼り、マネジメントを行ったAさん。対して専門性に頼るのを辞め、周囲に仕事を教えてもらいながら新部署でマネジメントを行ったBさん。結果として「専門性に頼ること」を辞め、「新たに周囲とのコミュニケーション量を増やした」Bさんが成果を出しました。

Bさんは「マネジメントの経験がなく、プレイヤーとしての専門性に頼っても成果が出ない」という持論をもち、「新たにコミュニケーション量を増やしながら仕事を進める」というアンラーニングを行うことで成果につながったと考えられます。このようにアンラーニングを取り入れることによって新たな持論化を生み、課題解決につながる効果が期待できます。

アンラーニングがなぜ注目されているのか

上記では、アンラーニングの事例をご紹介しましたが、ここまでアンラーニングが注目されているのはなぜでしょうか?

働き方改革やDX推進など、時代は劇的に変化しているので、学び続けるのが大事といわれています。しかし、人間は経験を積むほど「自身の成功体験や価値観の枠内」で行動・思考を行う習慣が身に付きます。その習慣が時代に沿った働き方や業務の変革等の場面で新たな知識やスキルを取り入れることに抵抗感を発揮するので、価値観や成功体験を手放す「アンラーニング」に注目が集まっています。

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。

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アンラーニングを実践することによるメリット/実践する際の注意点

ここでは、アンラーニングを実践することによるメリットと実践する際の注意点をご紹介していきます。

(メリット)

仕事の業務効率化につながる

アンラーニングを取り入れ、これまでの業務のやり方を見直すことで無駄な業務フローを削減することができます。無駄の削減をすることで従業員の業務負担を減らすことにもつながります。

(注意点)

従業員のモチベーション低下

人事評価制度や業務フローの見直しがされると、仕事をする中で積み上げてきたこれまでの経験が否定されたと感じる従業員の方がいるかもしれません。モチベーションの低下を防ぐためにも上司の方からのフォローやチーム単位でアンラーニングを実施すると良いです。

NEWONEでの事例

管理職研修や階層別など特にアンラーニングが必要とされている対象のプログラムを数多く提供しております。今回ご紹介させて頂く事例はシニア、マネジメント層向けの研修です。

研修のゴールとしては、変化していく時代の中でキャリア設計する必要性を理解する。さらに、アンラーニングをすべきだ。という思考を持ち、明日以降の実践方法を決めている状態です。そのために本プログラムでは「Corekara」というゲーミフィケーションを取り入れたアプローチを実践しています。

【参加後の受講者の声:一部の声】

・ゲーム感覚で気軽にキャリアに向き合えるきっかけとして大変良いと思いました

・同じような立場の方のお話が大変有意義でした

・知識のインプットだけでは難しい「自分事化して考える」「人のキャリア・価値観に触れる」「他人と対話する」を補完できる良いツールだと思いました

※「Corekara」の詳細はこちら:https://new-one.co.jp/service/archive/corekara/ 

明日から活用できること

ここまで弊社の研修事例も交えてご紹介してきましたが、明日から始められるアンラーニングのポイントを整理します。

振り返る習慣をつけること

アンラーニングを行う上で大切なのが「内省」です。内省しなければ取捨選択できません。

自分自身が起きた事象に対して何を感じたのか、どのように行動すればよかったのかを振り返ることで「自分が正しいと思っていたこと」との違いを自己認知することができます。まずは「内省」から始め、継続が難しければ、他の人を巻き込んでみましょう。他者を巻き込み、アンラーニングを行うことは組織の持続的な成長にも貢献します。

まとめ

今回はアンラーニングについてご紹介しました。

自身の成功体験や価値観を手放すことは長年積み上げてきたものがある方ほど難しいと言われています。

しかし、時代の変化に合わせて個人や組織も新たな知識・スキルを取り入れていく必要があります。

この記事を読み、少しでもアンラーニングについてのお役立ちできていれば幸いです。

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