
NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。
来年度の育成設計についてご相談する中で、
「AI時代だからこその人の価値に重きを置いた設計にしていきたい」
という旨のご相談をいただくことが増えてきました。
時代変化にアンテナが高い企業様では、ビジネス成長の方向性だけではなく、人材育成においてもAI時代の要素を取り入れて設計されている企業様が増えています。
誰も正解がわからないテーマであるという前提ですが、
「AI時代の人の価値」という問いに対しては
・大きく変革していく(これまで通りでは全く太刀打ちできない)
・原理原則は変わらない(大事にすべきものを絞る・磨く必要がある)
という2つの立場の取り方があるという風に感じています。
おそらくどちらも正解で、どの側面から意見をするかによって変わってくるものだと思いますが、私の個人的な肌感覚では人材育成の観点から見ると「原理原則は変わらない」の方が納得感が高いと感じる方は多いと思います。
これには「どのような時代になっても人の本質は変わらない」と信じたいという願いの力が大きく影響していると思いますが、変わりゆく時代だからこそ、原理原則としての「コミュニケーションスキル」や「主体性・積極性」のようなベーススキルの重要性が高まるという側面は間違いなくあると思います。
一方で、仕事の相談や人事評価などもAI化されていき、仕事のスキルにAI活用スキルが加わってくる等、ビジネス環境が変化していくのは事実であり、良いマネージャーに求められる要素もエースプレイヤーに求められる要素も変化していくことは予想されます。
例えばAI時代に求められる良いマネージャーの要素は以下のように変化していくと想定しています。

これらから見てもわかる通り、ガラッと新しい要素が入ってくるというよりは
これまで10個まんべんなく求められていた要素が3個だけが必要になり、その重要性が増していく、というように「絞られて、より高いレベルが求められる」というのがAI時代における人の価値の変化だと考えています。
そのため、どこから見るかによって
「時代に合わせてガラッと変化していく」とも「原理原則は変わらない」とも言えるというのが結論です。
時代に合わせた人材育成の変革については
アンテナ高く動きが早い組織とまだまだ対応始めていない組織の二極化が進んでいます。
時代の波に乗り遅れないように、変化対応していきましょう。
阿部 真弥" width="104" height="104">