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上司を「キャリアパートナー」として捉え直す
毎日業務をこなす中で、上司との関係が単なる「指示を受ける」「評価される」という受け身の関係になっていませんでしょうか?
あるいは、「ミスを指摘されないようにする」「何とか上司の期待に応える」という防御的な視点で接してしまってはいないでしょうか。
上司との関係をこのまま続けると、キャリアの成長機会や自己実現の可能性が限定されてしまうかもしれません。
キャリアを豊かにし、成長を実現するためには、上司を単なる指示役や評価者ではなく「自己実現を支えるキャリアパートナー」として捉え直し、戦略的に関係を築くことが大切です。部下がこうした意識を持つことが、自己成長とキャリア充実の第一歩となります。ここでは、キャリアを豊かにするための3つの上司との関係構築アプローチを紹介します。
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キャリアを豊かにするために上司と築くべき3つの関係性
1.自己成長の共有
一般的に上司との関係は「業務の指示と実行」にとどまりがちですが、キャリアの充実を目指すなら、上司と自己成長についても話し合える関係が理想的です。たとえば、キャリアビジョンや学びたいスキルについて上司にオープンに話し、「これからこういうスキルを身に付けたいと思っています」と目標を共有します。上司に自分の成長意欲が伝わることで、上司もより意識的にサポートやアドバイスを提供しやすくなるのです。
さらに踏み込んで、自分の成長がチーム全体にも好影響を与えるという視点を持つことも重要です。
たとえば、「自分の新しいスキルを活かして、このプロジェクトに新たな工夫を取り入れたい」といった提案を行い、自身の成長がチームの成果向上にも繋がることを示します。こうすることで、上司にとっても「成長を通じて組織に貢献する頼れる部下」としての位置づけが強まり、さらなるキャリアチャンスが見えてくることもあるかもしれません。
2.信頼と率直なフィードバック
上司からのフィードバックを自分の成長につなげるためには、信頼と率直な意見交換ができる関係が欠かせません。一般的には、上司からのフィードバックを受け取るだけに終わりがちですが、キャリアを豊かにするには、こちらからも積極的に意見や考えを伝えることが大切です。
また、「学びの視点」を交えたフィードバックをお願いすることも取り組めるかもしれません。
たとえば、上司に「こうした場面での判断力をもっと磨きたいのですが、改善点を教えていただけますか?」と自ら学びの視点でフィードバックを求めることで、成長志向が伝わり、上司もあなたを応援したいと感じやすくなります。こうした信頼と率直なフィードバックの関係が、自分の目標に向けた成長を加速させ、キャリア充実の一助となるでしょう。
3.ボスマネジメント
ボスマネジメントとは、上司の意思決定や業務の進行を支え、上司にとって頼れるパートナーとして信頼を得るための手法です。単に上司の指示を受けるだけでなく、上司の判断をサポートすることで「キャリアのために自分を支えてくれる存在」としての位置づけを確立します。
具体的には、日々の進捗報告を端的に伝える、会議の際に必要な情報を準備するなど、上司の業務負担を軽減する行動が一般的ですが、さらに踏み込んで「上司の視点に立った改善提案」を行うと効果的です。
たとえば、チーム全体の作業効率を上げるための改善点や新しいアイデアを提案し、上司の負担軽減や成果向上をサポートする姿勢を見せることで、「自分の成長と組織への貢献が一体となった部下」として、上司に強く印象づけられます。ボスマネジメントを活用しながら上司との協力体制を築くことで、キャリアの成長にとって必要な環境が整っていくでしょう。
上司を自己実現のパートナーに変える関係づくり
キャリアを豊かにするための上司との関係性は、単なる指示役ではなく、成長を支える戦略的パートナーシップとして築くべきです。自己成長を共有し合い、率直なフィードバックを通じて信頼を深め、ボスマネジメントで上司の支援者として貢献することで、上司にとっても「自己実現を支える存在」としての信頼が増していきます。このような関係性を築くことで、自己成長とキャリアの豊かさがさらに広がっていくでしょう。