自分の強みを軸にしたキャリアデザインとは？

先日、30代社員の方々にキャリア研修を実施させて頂きました。

社内公募制度を取り入れる企業様が増えている中、この企業様でも制度自体の活用は進んでいるものの、大半の方は自分が仕事をする中で得てきたスキルや経験に自信を持てないという様子が印象的でした。
大規模な組織で長く働いていくほど、一般的には仕事は「マンネリ化」しやすくなり、作業レベル的に自身のスキルを捉えてしまうことで、自信が持てないという方が少なくないからこそ、キャリア研修で「キャリアの棚卸」を行うことの重要性を強く実感しました。

今回のキャリア研修のメインテーマは「自分の強みを振り返り、強みを活かした今後のキャリアを考える」でした。

キャリア研修の中で強みを考えていくことは多いのですが、実際に研修冒頭の受講者の方々のグループワークを聞いていると「仕事をすることに一生懸命ではあったが、自社以外で活躍できるようなスキルは身に付いていないのではないか」というような声が吐露されていたことが印象的でした。

研修を通して、自分が今まで働いていく中でどんな経験をしてきたのか、その経験からどんなスキルを獲得してきたのかに向き合って頂き、以下のような気付きの声が上がっていました。

・どんな仕事からでも自分の捉え方次第で得られるものは変わってくる
・いきなりキャリアを考えていくことは難しく感じるが、自分のスキルや経験を活かしてキャリアを積み上げていきたい

目の前の仕事に一生懸命になっているが故、仕事から得られているものに目を向かないということが多くあります。
一人ひとりが自己効力感高く働いていくために、キャリアを積み上げている意識を持てるようなフォローをしていく必要性を感じた経験でした。