コクヨ株式会社様の事例紹介

オンライン化した今のリアルなビジネスシーンを体感できる実践型オンラインプログラム

コクヨ株式会社様
課題・オンラインのプログラムで、上記の狙いが達成できるのかという懸念が強かった
効果事前課題でインプットを行い、研修の中ではアウトプットする機会を増やしたことで、 当事者意識を持って取り組むことができた

[対象]
・新入社員

[実施概要]
ビジネスパーソンとして相手の期待を捉え、当事者意識を持って行動することで仕事が面白くなるということを体感することを目的に、新入社員64名に対して実践型のビジネスマインド研修をオンラインにて4日間で実施。

[スピーカー]
コクヨ株式会社
経営管理本部 HR部 採用ユニット
ユニット長
埴岡 俊之様 (※写真右下)

株式会社NEWONE
マネジャー
小野寺 慎平 (※写真左上)

コンサルタント
館越 友哉 (※写真右上)

Q:今回の実践型オンライン研修を通じて、新入社員にはどのようなことを期待していましたか?

まずは学生から社会人になった最初の段階として、プロのビジネスパーソンには、どういう意識や行動が必要なのかを学んでもらいたいと思いました。(当社の言葉に置き換えると「当事者意識」という言葉になります。)お客様や周りの関係者の期待を捉えて、それに対して当事者意識を持ち自ら主体的に情報を取りに行くなど実際に行動をすること。仕事というのは、「自分の行動次第で面白くなる」ということを伝えたいと思いました。そして、それを今回の実践型オンラインビジネスマインド研修を通じて、実際に「体感」してもらいたいと思いました。

Q:実際、実施してみた率直なご感想や感じられた効果があれば教えて下さい。

今回オンラインでの新入社員研修は、5月に実施致しました。新型コロナウイルスの影響で4月に当初の予定通りに実施できなくなったこともあり、改めてNEWONE様に今年の導入研修をどうしていくべきか相談させて頂き、時間の無い中で色々なアドバイスをもらいました。

まずは4月に新入社員に「働くこと」について本を読み、自分なりの考えをレポートにまとめるという課題を出しました。これから働く上で大事なことを自分なりに整理したことで、5月からの導入研修の立ち上がりをスムーズにいったと思います。
実践型の研修では、座学で学んだことをもとに、グループ毎に課題を出し、限られた時間の中で成果物を作るというワークを実施いたしました。自分の役割を理解し、アウトカムを考えながらアウトプットを作るという実践を通じて、チームで成果を出すことを体感し、我々が伝えたかったメッセージへの理解が深まったのではないかと感じております。

また4月からずっと在宅勤務という環境にいた中で、人とコミュニケーションを取りながら何かを行うということに、かなり飢えていたのだなということを5月の研修で痛感しました。新入社員には毎日日報を出してもらっていたのですが、オンライン研修でグループワークを行った日は、皆さんイキイキとコメントを書いてくれたことが、とてもうれしかったですし、実施して良かったなと感じました。

Q:「オンライン」という環境で、実践型のビジネスシミュレーション研修を実施してみての気づきはありますか。

研修での全体発表というゴールから逆算して、そこまでの1週間の間でグループでのミーティング日程を決めたり、実際にオンラインで議論を行ったりとタイムマネジメントをしながら、アウトプットをまとめていくという実際のビジネスと同様の経験をすることができたことが非常に良かったと思っています。これからしばらくは、リアルなビジネスもオンライン環境が続くと考えられますので、それを実践型のオンライン研修で体感できたことは、新入社員にとって良い機会になったと思っています。また、オンラインという環境は、余計な情報が入って来ないので、課題に集中して取り組めた点も良かったのではないでしょうか。

Q:集合研修との違いや、変わらないところがあれば教えてください。

研修の目的や講師からのメッセージ、問いかけから学び気づくという点では、オンラインであっても集合研修とさほど違いはないかなと感じます。情報を効率的に伝えるという点では、ひょっとしたら集合研修よりオンライン研修の方が優れているのではないかと感じました。
一方で、オンラインの限界かなと感じるのは、スピーカーである講師の方や、同じグループのメンバーとは比較的つながっている感覚が保てるのですが、それ以外の人が何をやっているかが見えにくいため、全体の関係性を構築することは難しいなと思いました。集合研修のように偶発的にコミュニケーションが起こったり、そこから新たな情報を得たり発想が生まれたりする機会はほとんどないと思います。

Q:「オンラインならでは」の良さはどんなところでしょうか。

先程と重複しますが、情報の伝達はオンラインの方が優れているという点と、集合研修の時よりも、発言がしやすいのかなと感じました。チャットや投票機能を使って、参加者の考えがリアルタイムで見える化されるなど、集合研修ではできない楽しみ方があると思います。

Q:実践型研修のオンライン化をご検討される人事様へのメッセージをお願いします。

そもそも、我々もオンラインで研修を実施することに対してのノウハウもなく、Zoomを初めて使うというようなところから始まり、かなり不安な立ち上がりでした。しかし、実践型というかたちで、グループに実際に課題を出し一定の期間に成果を出させるという取り組みは、新入社員のモチベーションアップにもつながりましたし、ちょっとした業務の成功体験にもなっていると感じました。
これからしばらくの間、オンライン環境が続き、これまで以上に若手育成が難しくなっていくと思います。現在も在宅勤務が続き実際の仕事を渡しにくい状況であれば、こういった実践型のオンライン研修にトライさせ、今のリアルなビジネスを体感させることは非常に有効ではないでしょうか。

◆プログラムの狙い(概要) 


https://new-one.co.jp/service/workshop/accela/

◆受講者アンケート(一部抜粋)

・当事者意識・期待を越える、がやはり一番印象に残っていますし、大切な学びになりました
・実際の業務と似た研修内容で面白かった。1日かけて研修したので若干疲れたが、達成感があった
・主体的に考える時間がかなり設定されていた
・仕事につながる実践的なワークができ、多くの失敗も含め、色々と勉強になった
・グループで何かを成し遂げることが久しぶりの経験で、質の高い研修だった
・1日が充実していて成長している実感があった。足りないところを自覚するきっかけや、同期の優れている点を目の当たりにするなど、モチベーションも上がった
・スキルや物理的な面ではなく、今後仕事をやっていく上で根底としてあるべきマインドの部分をしっかりと意味も考えながら学べた

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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