コンサルティング事業部 責任者

波多野 徹
(Hatano Toru)

波多野 徹(Hatano Toru)
  • ダイアローグ
  • インフレクションポイント
  • ブレイクスルー

Q:自分が楽しいと感じ、かつ強みを発揮しているとき(こと)について教えて下さい

#ダイアローグ

通常「対話」と訳されるダイアローグですが、私の持つイメージは、単なるコミュニケーションとは少し違い、物事の本質を理解しようとする探索的、探求的な行為です。
相手の考えていることを理解しようとするとき、その人の思考の背景にあるものは何だろうと考えていくプロセスが好きですし、組織的な問題を解決しようとするとダイアローグが不可欠だと思っています。

#インフレクションポイント

コンサルタントという仕事柄、変化に敏感でないといけないと思います。
その中でも抗しがたい大きな変化のうねりのようなものがあり、社会も事業もあるいは人間の生活そのものも変曲点を迎える時期があります。これをインフレクションポイントと呼んでいますが、多くの場合、そこには脅威と背中合わせのチャンスが存在していると信じています。

成功と失敗は紙一重なことも多く、インフレクションポイントをどう捉えたかが分岐点になると考えています。
この言葉は、インテルの創業者の一人であったアンディ・グローブが、インテル戦略転換という本で表現したStrategic Inflection Pointからきており、強烈に頭に残るようになりました。

#ブレイクスルー

頭の中のモヤモヤとした雲がなくなり、「そういうことだったのか」と合点がいく瞬間に興奮することがあります。
問題の構造や原因が分かっただけではブレイクスルーしたとは言わないでしょうけれども、原因が分からない限り解決策は生まれないので、ブレイクスルーするための大きな一歩は問題の本質を掴むことだと理解しています。
人間も同じで、リンダ・グラットンの言う変身資産を蓄積するには、いくつかのブレイクスルーを経験することが大事で、いわゆる、ひと皮もふた皮もむけるということです。

Q:お客様ひいては社会に提供していきたい価値は何ですか?

いろいろな意味でお客様を成功に導くことであり、その結果として社会が良くなることです。
経済的な成功は基本ではあるでしょうけれども、人と人との良好な関係性構築などの精神的な豊かさ、働く人々の幸せや安心という概念も大事に思います。

Q:人生のミッションについて教えて下さい

新しいことに挑戦し、何かを切り拓いていくことかなと考えています。

必ずしも起業のような大きなものを指しているわけではなく、やったことにない仕事やテーマに取り組んだり、新しい環境に身を置いたりすることなども含みます。

誰でも最初は素人で、大なり小なり人間は何らかの挑戦を繰り返しているわけですが、その高低差がやや大きいものが私にとっては重要のような気がします。

◆プロフィール
野村総合研究所にて戦略コンサルティング業務を経てアクセンチュアに入社。1年後にパートナーに昇格しヒューマンパフォーマンスグループの責任者、自動車・産業機械グループのアジア・太平洋地域責任者を務める。その後、沖電気工業に移り同社常務執行役員および子会社である沖データの代表取締役社長を経た後、SHIFTのアカウントビジネス推進本部副本部長を経て同社顧問。2024年5月より弊社執行役員兼コンサルティング事業部責任者に就任。

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