NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。
近年、中途社員の定着・活躍について注目が集まっています。2023年、転職サイト「doda(デューダ)」を運営するパーソルキャリア株式会社から衝撃のデータが発表されました。それは、「新入社員が4月時点で転職サービスに登録した数が約10年前と比較して、約30倍に増加した」というものです。データからもわかる通り、転職という選択肢が当たり前になっている社会になってきています。転職が当たり前になり、会社に中途社員として入社してくることが増えてくる現在、中途社員をいかに組織に馴染ませ、定着、そして活躍を促していくかが数年前よりも重要視されているのです。そのため、本日は中途オンボーディングというテーマに対して、NEWONEに中途入社し、ちょうど2年が経過しようとしているが実際に感じたことをベースにポイントを考えてみたいと思います。
記事を読んで下さっている人事様・管理職の皆様の、
– どのようにかかわったらいいかわからない
– 中途社員にとってどのようなことが壁になっているのか知りたい
– 職場・組織側でやり切れないこともある中で、本人にも伝えられることはないか知りたい
という声に、少しでも参考になればと思います。
中途オンボーディングは難しい
当たり前のことをいきなり言いますが、中途オンボーディングは難しいです。
難しいからこそ、皆さんもお悩みになられていることと思いますが、本当に難しいものだと感じます。
”難しい”をもう少し具体的に言うと、
「Aさんは比較的スムーズにオンボーディングできたけど、Bさんは苦しそうだよね…」
という人によってオンボーディングに対する反応が異なることが難しいと感じています。
では、なぜこのような難しさが発生するのでしょうか。
私は、中途社員一人ひとりに”3つの比較”が生まれているからだと考えます。
①新卒入社社員を中心とした周囲と自分との比較
私の例でお伝えをすると、中途社員として入社をした時、既に社会人歴が同じいわゆる”同期”という存在や新入社員をはじめとする後輩となる存在がいました。
NEWONEに所属する歴では、私が一番の後輩でありながらも、社会人としては後輩と言い切れない面もあり、関係が複雑だなと感じていたことを今でも覚えています。
このような周囲との関係性から、
- 新卒からNEWONEで働いていると、こんなことまでできるのか
- 新入社員のみんなには負けたくないな
というように、無意識に比較をしてしまうことは私だけの事象ではないでしょう。
➁前職との比較
やはり違う会社を経験していると、「前の会社ではこうだったのに、今の会社は全然違う」といった事象に何度も直面します。当たり前の事象ではありますが、比較が強すぎてしまうと、今の環境に適応することが遅れ、なかなか馴染めないなと感じる状況に陥ってしまうことと考えます。
➂自身の理想との比較
3つの比較の中で、私が一番重要かつ難しいと感じる比較が「自身の理想との比較」です。言い換えると、転職理由・入社動機と現状との比較です。
少し話が広がりますが、新卒入社と中途入社の違いはどのようなところにあるでしょうか?既に社会人の経験がある・即戦力を求められるかどうか等、様々な違いがあると思います。
その中で、私は「”働く”に対して、明確な期待があること」が違いにあると感じています。具体的には、「こういう働き方は嫌だ」「こういう風に働きたい」という期待です。
上記が無ければ、転職というエネルギーがかかることなんてしないでしょう。
期待を抱くからこそ、転職後の現状との比較が生まれ、苦しさを感じることが3つ目の難しさと考えます。このように、中途オンボーディングが難しいと思われる中で、無事にオンボーディングし、定着・活躍する中途社員となるためには、どのような工夫ができるでしょうか。今回は、中途社員”本人”ができる工夫を述べたいと思います。
NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。
自身が期待することをとらえ、周囲に開示する
中途社員が組織にオンボーディングするために、自分自身が工夫することは、
- 自分自身が期待することをとらえること
- とらえたことを周囲に開示すること
です。
難しさを感じる3つ目の比較である「自身の理想との比較」に対して、自分がどんな理想を持っているのかをとらえることが何よりも重要です。
転職活動において、自己分析を行う方がほとんどと思いますが、転職のための自己理解ではなく、オンボーディングのために自己理解を促していくことが最初のステップです。
そして、自分だけに留めておくのではなく、周囲に開示することで、自ら関係をつくりにいく。組織が受け入れてくれる、ではなく、自ら受け入れられるようにかかわりにいくことが重要なのです。
おわりに
中途オンボーディングは、本人だけが頑張るものではなく、受け入れる組織だけが頑張るものでもありません。双方のかかわり・努力が必要なのです。
組織として受け入れ体制をどのようにつくるかだけではなく、本人側がどのような工夫をしてオンボーディングしていくのかを考える機会をつくられていくことで、定着・活躍できる中途社員が社会に増えていくことを願っています。