阿部 真弥" width="104" height="104">
NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。
先日、中途入社者のオンボーディングの成功（パフォーマンス・定着率の向上）を目的として、中途社員を受け入れる管理職の皆様にオンボーディング研修を実施させていただきました。
そこで見えてきた中途入社者のオンボーディングを妨げる、現場のバイアス（無意識の高すぎる期待）を2点、整理します。
中途入社者は「勝手にオンボーディングできるもの」というバイアス
新入社員の受け入れは手厚く実施する企業が多い一方で、なぜか中途入社者となると受け入れ施策が現場任せで、手薄になっている組織が多くあります。
その背景には「中途入社者は仕事経験があるんだから手がかからないものでしょ」という無意識の決めつけが少なからずあるように感じました。
特に技術者のような専門性を高く要する職種ではよりその傾向が強く出ているように思います。
NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。
中途入社者は「すぐにパフォーマンスが出せて当たり前」というバイアス
経験者だからこそ、新入社員とは違って入社後すぐからパフォーマンスが出せて当たり前、早く組織に貢献してほしい、という高すぎる期待がある職場を多く目にします。
もちろん新入社員と比べると知識もスキルも保有している場合が多いですが、基本的には仕事内容自体は経験者であっても、環境が変わればパフォーマンスを出すまでには適応期間が必要で、即戦力として求めすぎることはオンボーディングの壁となっている場合が多いです。
これらのバイアス（無意識の高すぎる期待）は現場の方々も悪気無く、無意識に持っている場合が多いです。そのため、オンボーディング研修を上司向けに実施し、自身がこのようなバイアスを持っていることを自覚し、サポートしていく姿勢をつくるだけでも職場での受け入れ体制に大きな影響を与えます。
せっかく自社を選んでくれた社員がオンボーディング時期で早々から躓くということをできるだけ減らせるように、環境づくりから取り組んでみるのはいかがでしょうか。
