NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。
1on1の重要性が叫ばれてから約10年が経ちましたが、今もなお1on1に苦戦している管理職の皆さまも多くいらっしゃいます。管理職の力量は大きく関係しますが、キャリア自律の重要性も言われている中、1on1においては、若手社員の活かし方が重要な時代になってきていると感じます。数多くの若手研修をご一緒する中で、成長が早い方はこの1on1を有効活用している方が多く、1on1を上手く活用するためのポイント3つ紹介いたします。
- 自ら目的意識を持って臨む
会社全体で1on1を推進している企業が多く、管理職主導で1on1を行っている場合は、若手社員(受け手)が受け身になっていることが多いです。これでは、1on1が単なる仕事の進捗確認になってしまい、お互いにとって無駄な時間になってしまいます。
1on1は本来、自己成長やキャリアの方向性を明確にするチャンスであり、事前に自分のキャリア目標や学びたいスキルを整理し、そのためにどんなアドバイスやサポートを得たいかを考えている社員が、1on1を上手く活用している方の特徴です。目的意識を持たない若手社員ほど、「上司からのフィードバックが抽象的だ」、「何も決まらなかった」と感じており、自らどのような時間にしたいのか、考えて臨むことが第一歩です。
- とにかく頼る(周囲を使い倒す)
1on1を行うことで、相手には一番の味方になってもらい、自分が思い描く方向に対して、必要な経験(仕事)をもらい、他の方を紹介してもらい、可能性を広げている方は、成長が早いと感じます。逆に言うと1on1を相談の場としているだけでは、あまり効果が高くないです。
自分もその相手にも、自分の成長に対してコミットする(してもらう)ことが何より重要なのではないでしょうか。「次に何をするべきか」「どのように成長を実感できるか」を考え、行動に移し、次回の1on1でその成果や進展を報告し、さらなるアドバイスを求めている方が、キャリア自律していると感じます。
- 時々、違う相手にも依頼する
最後は、ベースの1on1の相手を決めて、コミットしてもらいながら、違う方にも時間をもらい、時々違う視点をもらっている方も成長速度を上げるには重要だと感じます。1人だけだと、(良くも悪くもですが)どうしても視野が偏ってしまいます。上手く活用している方は、複数人を頼り、可能性を広げるように自分を作っている方が多いです。
上記3つが1on1を効果的に活用している方の特徴だと感じていますが、未だに受け身で1on1を無駄遣いしている若手社員の方が多いなと感じています。若手研修では、1on1の活かし方等、よりキャリア自律を促すためのパートを増やしてみてはいかがでしょうか。