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経験するだけで終わらない、成長する内省のコツ

経験するだけで終わらない、成長する内省のコツ

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著者

今西 睦

著者

今西 睦

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層を支援している。また、組織開発の一環としての社内イベントの企画・運営を行う。

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1年目の今の時期に、当たりやすい壁の1つに「できない」の壁があります。

経験を繰り返してはいるけど、なかなか先輩のようにはできない、そんな自分に対して自信を無くして、立ち止まっている1年目社員の方も多いのではないでしょうか。

今日は、自分自身を適切に客観視し、また前に進むことができるtipsの1つとして「内省」のコツをお話できればと思います。

内省を深めるポイント: 「人は問いかけることで、考えることができる」

問いの質が思考の質を決めます。問いを立てずに、考えている時間は「悩んでいる」状態です。日々の振り返りではなく、「内省」を深めるためには、適切な問いを立てることが重要になります。

振り返りと内省の違いは、「違いを探す」ことにあります。振り返りは、成功や失敗を単にリスト化する作業ですが、内省では、自分と他者や、今の自分と過去の自分との違いに目を向けることが重要です。

たとえば、「うまくいっている人と自分は何が違うのか」「なぜ今回はうまくいったのか」といった問いを自分に投げかけることで、自己理解が深まります。

また、内省はメタ認知のプロセスでもあります。自分を第三者の視点で俯瞰し、
「なぜ自分はこのように行動したのか」「無意識に意思決定している理由は何か」と問いを立てることで、行動パターンを客観的に見つめられるようになります。

内省力を高めるためには、自分に対して違和感を感じる力が不可欠です。この違和感が、新たな問いを生み、内省を深めるきっかけとなります。問いを通じて、自分の感覚や行動の違いに気づき、自己理解を広げていくことが、内省の本質です。

経験をすることで終わらせるのではなく、適切に問いを立てることによって内省は深まり、自身の成長につながります。

「できない」という壁に当たった際には、ぜひ時間をとって「内省」を行ってみてはいかがでしょうか。

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