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※本記事は、弊社から発行した「この1冊でエンゲージメントが分かるエンゲージメント読本 〜働きがいのある組織のつくりかた〜」の内容の一部を抜粋しています。
今回は、「エンゲージメントと、モチベーション、ロイヤリティ、コミットメント 、従業員満足度」の違いについてお伝えします。
「エンゲージメント」についてのお話をすると、必ずといっていいほど「エンゲージメントとモチベーションとは違うのですか?」といった質問を受けます。
他にも、エンゲージメントと混同されやすい概念として、ロイヤリティやコミットメント、従業金満足度(ES)があります。
そこで、これらの違いを簡単にご説明したいと思います。
モチベーションとエンゲージメント
モチベーションとは、基本的に行動を起こすための動機にあたるものです。
お正月に箱根駅伝のテレビ中継を見て、「よし、今日から走るぞ」という気持ちになったりするのが、モチベーションです。
一方、エンゲージメントとは、自発的な貢献意欲を持って、主体的に仕事に取り組んでいる状態、であり、これは何かに取り組んでいる最中、あるいは、その取り組みを終えた状態に対しての表現です。
事前の話か、最中〜事後の話かというところが、モチベーションとエンゲージメントとの違いであり、モチベーションの場合は、「走りたい」と思ったけれど走らなかった、といったことが起きますが、エンゲージメントの場合は、動機に関係なく、走っていることに意味を感じながら夢中になっている状態です。
ですので既に走り始めているし、走り切る可能性は高いのです。
そう考えると、エンゲージメントとモチベーション、どちらがパフォーマンスに影響しやすいかと言えば、後者だと言えます。
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ロイヤリティ、コミットメントとエンゲージメント
ロイヤリティは忠誠、忠実、忠節、義理という言葉で表されるように、対象となる組織や仕事に対して、義理を果たす、尽くす、といった、ベクトルが個人から組織、仕事に対して一方的に向けられているニュアンスがある言葉です。
また、コミットメントは約束、公約、契約といった言葉に訳されるように、責任というニュアンスが強い言葉です。
組織から「頼みましたよ」と委ねられた仕事に、責任を持ってしっかり関わる、といったものですが、それはあくまでも組織から個人に求められているものであり、個人が自分の意志で「やろう」というものではありません。
一方、エンゲージメントリングが夫婦対等の立場で交わされるように、エンゲージメントには、お互いがお互いの意思で対等につながろうという、ベクトルが双方に向いているニュアンスを含んでいるところに大きな違いがあります。
そして、組織と対等につながっているからこそ、自発的に行動を起こすものであり、その点が異なっているように思います。
従業員満足度とエンゲージメント
従業員満足度とは、どれだけ従業員が会社に満足しているかを表したものであり、以前からES(Employee Satisfaction)と呼ばれて測定されてきました。
これは、会社が提供する職場環境や給与、福利厚生、人間関係によって従業員自身が満足しているかどうかを評価するものです。
ただ、これだけでは、「組織から向けられたベクトルに対してどれだけ満足し、平静や安定を得ているか」というところまでしか分からず、「自発的に仕事に取り組んでいる」といった、本人からの能動的なベクトルがあるかまでわかりません。
従業員満足度が高いからといって、エンゲージメントも高い組織であるとは限らないのです。
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次回は、エンゲージメントを高めるために組織にできることについてご案内いたします。
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