エンゲージメントの時代に求められる管理職の役割

(株)NEWONEの上林です。
いかにして優秀な人材を採用するのか、離職を防いで組織への定着を図るのか、創造的な価値発揮を強化し、組織の生産性を高めていくのか、メンタルダウンする人を減らしていくのか…など、今、企業として向き合うべき組織課題は数限りなくあります。

しかし、これらの課題を一つ一つ解決していこうとしても、なかなか根本的解決には至らないとも感じます。
というのも、これらの組織課題は、高度成長期に確立した人と組織についての考え方を引きずったままでいるために起きているものばかりだからです。

今、必要なことは、人と組織についての考え方を更新することです。そして、これらの課題解決のセンターピンとなる考え方こそ、人と組織・仕事が対等につながるエンゲージメントなのです。

多くの方が、そのことに気づき始めているからこそ、今、エンゲージメントに注目が集まっているのだと思います。


エンゲージメントとは何か


そもそもエンゲージメントとは、
企業や人、ブランドやサービスなどへの愛着・絆、関係性を指す言葉であり、組織に対する自発的な貢献意欲をもって主体的に仕事に取り組んでいる心理状態です。

婚約指輪のことをエンゲージメントリングと表現することもありますが、結婚予定の両者が相手に対して好意的なベクトルを持ち、つながりがあるということを表しているものだと思います。

すなわち、エンゲージメントとは、受身的に何かをもらうというものではなく、主体的な意志があるものであり、本人から仕事や組織に対して愛着あるベクトルがあり、その上で、つながっていることが大事です。そういった前向きなつながりであるからこそ、エンゲージメントが高い組織の方が低い組織より収益性が高いという結果も多く見られます。

過去を見ると、組織と個人の関係性は、組織が上で「個人を雇っている」という関係性が強かったと思います。その関係性が、対等で、前向きにつながっている関係に変化することが求められてきているのが今です。


エンゲージメント時代における管理職の役割


「組織」(経営)と「個人」が繫がるというのは、会社のミッション・ビジョン・戦略と本人の働きたいという意志とがつながるということです。
「仕事」と「個人」がつながるというのは、その仕事の意義や進め方と本人の価値観が繫がるということです。
この2つのつながりにおいて、両者の間にいるのは管理職であり“結節点”になります。

すなわち、エンゲージメントを高めていく上で、“結節点”である管理職は重要な役割を担うということです。


肌で感じていても、変化できていない管理職は多い


今まで数多くの管理職にお会いしてきましたが、若手の傾向や働き方の変化等、時代の変化を感じている管理職は多くいますが、一方で、自分自身がそれに対してしっかりと変化できている人は少ないと感じます。

理由は2つあると思います。
1つは、自分の過去の経験が成功体験として残っていて、変わることに無意識のブレーキを持っていることです。
自分の時代は〇〇だった。仕事とは厳しいものであり、それを乗り越えたから今の自分がある。がむしゃらに働くと良いことがある。など。
表面的に理解するレベルではなく、しっかりと腹落ちし、そういったブレーキと向き合わない限り、なかなか変わることが出来ません。

もう1つは、具体的に何をすれば良いのかが分からないことです。
そもそも部下とは多様なものであり、職種によってマネジメント環境下も異なる中で、マネジメントの仕方が暗黙知になっていることが多いです。
そのため、時代の変化に伴って、具体的に何を変えるべきなのかという点がはっきりとしておらず、具体的な行動に移しきれないという点があります。


管理職が変化すべき8つの役割


時代が変化する中で、エンゲージメントがより求められる世の中。
その中で、結節点の役割を担う管理職は具体的に何を行うべきなのでしょうか。

その点に関して、変化すべき点を8つの役割としてまとめ、小冊子として発行させていただくことになりました。

この1冊でエンゲージメントが分かる
「エンゲージメント」読本
〜働きがいのある組織のつくりかた〜

この冊子を通じて、エンゲージメントについての理解を深め、実践のための一歩を踏み出す後押しができればと思っています。

また、同時に、この8つの役割の転換を図る「エンゲージメント・マネジメント」プログラムという研修もリリースさせていただきました。

エンゲージメントにおいて重要な結節点である管理職の方々を支援することで、
“すべての人に働きがいを”
の実現に一歩でも進んでいきたいと思います。

これからも何卒よろしくお願いします。

 


■プロフィール
上林 周平(kambayashi shuhei)

大阪大学人間科学部卒業。
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。
官公庁向けのBPRコンサルティング、独立行政法人の民営化戦略立案、大規模システム開発・導入プロジェクトなどに従事。
2002年、株式会社シェイク入社。企業研修事業の立ち上げを実施。その後、商品開発責任者として、新入社員〜管理職までの研修プログラム開発に従事。
2003年より、新入社員〜経営層に対するファシリテーターや人事・組織面のコンサルティングを実施。
2015年より、株式会社シェイク代表取締役に就任。前年含め3年連続過去最高売上・最高益を達成。
2016年、若手からのリーダーシップを研究するLeadership Readiness Lab設立し、代表に就任。
2017年9月、これからの働き方をリードすることを目的に、エンゲージメントを高める支援を行う株式会社NEWONEを設立。
米国CCE.Inc.認定 キャリアカウンセラー

 

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