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「初任給が高すぎる新入社員」求められるマインドとは?

「初任給が高すぎる新入社員」求められるマインドとは?

<a href=桶谷 萌々子" width="104" height="104">

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。キャリア自律の育成体系構築や、管理職のマネジメント強化施策など幅広く支援。また、組織開発の一環としての社内イベントの企画・運営を行う。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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多くの企業では、25卒の新入社員が入社して数週間が経った頃かと思います。
今年の新卒採用において特に注目されるのは、「初任給の高さ」です。

人手不足による売り手市場の影響で、各社が優秀な人材を確保するためにベースアップを行った結果、新人の報酬水準が大きく引き上げられました。

今後も人材不足が続くと見込まれる中で、初任給が下がる可能性は極めて低く、「高給の新人」は新しいスタンダードになるかもしれません。

そんな時代において新入社員に求められるのは、「プロフェッショナル意識」、言い換えると「自身のキャリア(成長)に対する当事者意識」です。

ここで誤解していただきたくないのは、「高い給料をもらっているのだから、プロであるべきだ」といった単純な発想ではないということです。高給であるからこそ、仕事に対するモチベーションが外的要因(報酬など)に引きずられやすくなる、という構造的なリスクがあるのです。

「給料=成果に見合った報酬」という感覚を持つ前に高い給料を得てしまうと、「給料をもらっているから働く」という受け身の姿勢が形成されやすくなります。モチベーションの源泉が外部(給料)にある状態では、困難や壁にぶつかったときに乗り越えるエネルギーが不足し、早期離職や成長停滞につながりかねません。

さらに見逃せないのが、現場で新人を育成する上司や先輩の“育成意欲の低下”です。

自分よりも高い給料をもらっている新人に対して、「なぜ自分が手取り足取り教えなければならないのか」と感じるのも無理はありません。このような空気感の中では、従来通りの「教えてもらって当たり前」という姿勢では通用しないのです。

だからこそ、新人自身が「どんな経験を積みたいのか」「そのためにどんな努力や学びが必要か」といったキャリアの設計図を自ら描き、自律的に成長の機会をつかみに行く姿勢が必要です。育てられる存在ではなく、「自分の成長は自分で責任を持つ」という意識が、今後ますます求められるでしょう。

NEWONEでは、新入社員研修やフォローアップ研修の中で、早期からのプロフェッショナル意識の醸成を重視しています。

モチベーションを周囲に依存せず、自らキャリアを切り拓く人材を育てるためのプログラムやノウハウを提供しています。報酬と関係なく、内発的に動ける新入社員を育てたい企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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