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ハラスメントにならず、部下へ効果的にフィードバックを行うための3つのポイント

ハラスメントにならず、部下へ効果的にフィードバックを行うための3つのポイント

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著者

館越 友哉

著者

館越 友哉

Salisbury University/Psychology major卒業後、株式会社NEWONEに入社。入社後、マーケティング部門で新商品開発に従事し、働き方改革ゲーム、エンゲージメントゲーム等のコンテンツ開発責任者および新卒採用担当を兼任。新人育成から管理職育成までコンサルタントとして営業・プログラム開発に携わっており、主に新人・若手領域、キャリア開発のファシリテーターとしても活躍している。

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昨今、「○○ハラスメント」という言葉が増え、管理職やOJTトレーナー等、メンバーを育成する側の皆様は、かかわりにくさを感じる方は増えてきました。

一方で、「ゆるブラック」という言葉も出てきた中で、成長を促すフィードバックがないと若手は満足しないという難しさがあります。今回は、メンバーが前向きに受け取れるフィードバックを行うためのポイントを3つご紹介します。

事実に基づいたフィードバックを、リアルタイムで行う 

まず、フィードバックは事実に基づき、具体的に伝えることが重要です。

多くの指導する側の失敗パターンは、感情的な表現や曖昧な指摘をしていまい、誤解を生みことだと思っています。「ゴールに対してこうだった」という事実を元に、相手が改善点を理解しやすい形でリアルタイムに伝えることが重要です。

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改善方法を引き出す 又は 具体的に提示する 

次に、すぐに指摘をするのではなく、まずは相手に改善策を考えてもらい、引き出す意識が重要です。
自分で解決策が出た際には、自己客観視できている証拠で、次に活かしやすくなりますし、納得感が醸成されます。

一方で本人から改善策が出なかった場合には、どうすれば改善できるかを具体的に提案することが大事です。ハラスメントだと思われがちなフィードバックは、指摘しただけで、次に何を改善すれば良いかが不明瞭なことが多く、メンバーが「どうすれば今回は上手くいったのか」が明確になれば、自身の行動を内省し、次回は自信を持って行動を修正できるようになります。

メンバーの成長を意識し、信頼関係を大切にする

最後にフィードバックが本人の成長を目的としていることをしっかり示しましょう。指摘に加えて肯定的な要素も伝えることで、部下のやる気や自己肯定感も高まります。「改善すればさらに良くなる」「期待している」といった成長への信頼が伝わる言葉を加えることで、ハラスメントの懸念も少なくなり、信頼関係が強化されます。

多くの管理職やOJTトレーナー等、育成側の悩みは多種多様になっていると感じます。職場や若手の特徴によっても、やり方を合わせなければいけない難しい時代になってきている中で、型にハマった育成をしないよう、育成側への施策を検討してみてはいかがでしょうか。