NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。
9月、10月は新入社員への入社後半年のフォロー研修を実施することが増える時期です。4月の新入社員研修から、久しぶりに対面すると「仕事に慣れたことで手を抜いているな…」「やる気がなくなっているじゃないか…」と感じる人事担当者の方は多いのではないのでしょうか。
目を付けるべきはやる気ではなく「自己効力感」
これは単なる集中力不足やモチベーションの問題と思われがちですが、実は「自己効力感」が大きく関係している可能性があります。自己効力感とは、「自分にはこの課題をやり遂げる力がある」という自信や信念のことです。自己効力感が不足していると、困難な課題に直面したときに自信を持てず、やる気が削がれてしまうことがあります。
自己効力感が低い新入社員は、研修の内容に対して「自分には難しすぎる」「どんなに頑張ってもできない」と感じ、最初から諦めてしまう傾向があります。このような状態では、いくら研修の内容が充実していても、学びを吸収することができません。
では、自己効力感を高め、研修の内容に対して「自分にもできそうだ」と思える環境は、どのように作れば良いのでしょうか?
NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。
まずは、入社後半年間の振り返りから
配属等を通して、もちろん慣れたりできるようになったりした部分も多くあるとはいえ、できない自分にぶつかっていることが、自己効力感低下の大きな原因であることが多いです。そのため、研修の冒頭で半年間の振り返りを扱うことで、自己効力感を高めることが、研修に自信をもって臨める姿勢をつくるために必要です。
例えば、「できるようになったこと」に目を向けさせ、できるようになった要因までワークの中で掘り下げていくことで、自分の成長の解像度が上がり、自己効力感を高めることに繋がります。
他者からのフィードバック
また、研修内での他者からのフィードバックも効果的です。職場の先輩や上司からのフィードバックももちろん大切ですが、心理的安全性が高く、同じような境遇で半年間頑張ってきた同期という立場からのフィードバックだからこそ、より受け入れやすさもありると考えられます。
このように、新入社員のフォローアップ研修では、冒頭で丁寧に振り返りを行いながら自己効力感を高めたうえで、同期間でのフィードバックを通して自分を改めて見つめ直すことで、より研修での吸収や持ち帰りを最大化することができるのではないでしょうか。