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目次
目標の逆算/逆算思考とは
目標の逆算/逆算思考とは、目標を設定した際に、その目標を達成するために必要なステップを逆算して行動計画を作成する方法です。この考え方を用いることで、目標達成への道筋を明確にし、計画的に取り組むことが可能になります。
そもそも目標設定とは、達成したいゴールを明確にするために、具体的な目標(業務やプロジェクトで達成したい成果物や結果)を設定することです。
企業において、目標設定をすることは、
- 目標を設定することで、やりたいこと、達成したいことを明確化できる
- 目標に向かって努力することで、モチベーションが向上し、業績やスキルアップにつながる
- 目標を達成することで、達成感や充実感を得ることができる
- 目標管理を通じて、組織全体の方向性を共有することができる
といった利点/メリットがあります。
その中でも逆算思考は、効果的な計画作成に役立つ思考法です。
企業における目標の逆算/逆算思考の定義
企業において目標の逆算/逆算思考とは、ビジョンや戦略などの目標を設定し、その目標を達成するために必要な具体的なアクションプランを逆算して策定することです。
人事領域における目標の逆算/逆算思考の定義
人事領域において目標の逆算/逆算思考とは、従業員の意欲向上や働き方改革の実現などの目標を達成するために必要なアクションプランを逆算して作成することを指します。
注目される背景
現代のビジネス環境は、急速に変化しています。市場環境の変化やテクノロジーの進化に伴い、企業は常に新しい課題に直面しています。そのような環境下で目標を達成するためには、計画的な取り組みが重要です。そのため、目標達成に向けた逆算思考が注目されています。
目標の逆算/逆算思考のメリット・デメリット
メリット
- 効果的な計画作成:目標から逆算することで、「ゴールを達成するために必要なこと/もの」を事細かに考えるため、計画が現実的かつ達成可能なものになりやすくなります。時間やリソースの管理、確保が容易になります。
- 目標の短時間達成:最初の段階で必要なステップを洗い出し、あらかじめ優先順位をつけるため、効率よくスピード感を持って行動できます。
- 進捗の確認:現在地とゴールまでの距離が明らかなため、進捗を確認しやすくなり、途中での修正も行いやすくなります。
- モチベーションの維持:踏むべき手順や進捗状況が見えていることで、達成感を感じやすくなり、モチベーションの維持がしやすくなります。
デメリット
- 柔軟性の欠如:詳細で緻密な計画を立てすぎると、予期せぬ事態への柔軟な対応が難しくなる場合があります。
- 計画の誤算:適切なプロセスを思いつくには、こなすべき課題を把握する必要があります。また、計画が現実と一致しない場合、時間やリソースが不足するリスクがあるため、事前にある程度の情報を収集しなければなりません。
- 過度のプレッシャー:ゴールや道筋が明確であるがゆえに、計画通りに進まないとプレッシャーが大きくなることがあります。
- 短期的視点のリスク:目の前の目標達成に固執しすぎると、視野が狭まり、成長機会を見逃したり、持続可能性が低下したりするリスクがあります。
このように、目標の逆算は、効果的な計画作成やモチベーション維持に役立ちますが、柔軟性や現実的な対応力を保つことも重要です。逆算思考を利用する際は、変化に対応できる余地を残し、定期的に計画を見直すことが成功の鍵となります。
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目標の逆算/逆算思考の活用
実践方法
目標の逆算/逆算思考を実践する際には、以下のような手順で進めることができます。
- 明確な目標を設定する
- 目標を達成するためのステップを逆算し、順を追って洗い出す
- アクションプランを策定し、期限を設定する
- 定期的に進捗状況を確認し、課題や調整すべき点を洗い出す
実践時のポイント
目標の逆算/逆算思考を活用する際には、以下のようなポイントに注意しながら進めることが重要です。
- 逆算しやすいように目標を定量化する。(※)
- 各ステップには、具体的な作業内容と期限を設定する。この時、実現可能であるかどうかに注意する。(※)
- 責任者を設置し、責任者の管理のもと定期的に進捗状況を確認し、課題や調整すべき点を確認する。ツールとして目標管理シートが有効。
※目標設定に有用なフレームワークとしてOKRやSMARTの法則が効果的。
まとめ
目標の逆算/逆算思考は、目標達成に向けた具体的な行動計画を策定する上で有用な考え方です。企業の業績向上や従業員の意欲向上などにも応用できるので、今後のビジネスにおいて重要な手法の一つとなるでしょう。
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