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セルフエフィカシー(自己効力感)に注目した研修とは?~ストレングスファインダーを活用した研修デザイン~

セルフエフィカシー(自己効力感)に注目した研修とは?~ストレングスファインダーを活用した研修デザイン~

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著者

青木 美奈

著者

青木 美奈

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層の研修設計を支援。特に女性活躍、ダイバーシティ推進に注力している。社内では、メソッド記事の作成を推進している。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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近年、HR業界ではセルフエフィカシー(自己効力感)が注目されるようになってきました。今回は、セルフエフィカシー(自己効力感)に注目し、エンゲージメントを高めるためにストレングスファインダーを活用する研修デザインについてご紹介いたします。

※本内容は、2023年12月13日実施の(セルフエフィカシー(自己効力感)に注目した研修とは?~ストレングスファインダーを活用した研修デザイン~)セミナーをまとめたものです

エンゲージメントを高める研修デザイン

社会環境の変化に合わせて、人材開発の前提、観点も変わってきています。これからは、多様なキャリアニーズへの対応、戦略的な人材開発が求められるようになってきています。

そこで、3つの観点で人材開発を考えていく必要性があります。

  • 多様なキャリアニーズに対応する人材開発
  • 戦略的な人材開発(人的資本の最大化に向けた人材開発)
  • 多様なキャリアニーズと組織として求める人材を結びつけ、エンゲージメントを高める人材開発

このような環境変化の中、エンゲージメントを高める研修に注目が集まっています。

エンゲージメントを高めるためには、職場環境・業務に対する「とらえ直し」を促すことが重要です。現在発生している事象に対する認識を変えることで、現状を前向きにとらえられるように促すことがポイントです。

※人が変わりたいと思う場を作る研修デザインについて詳しくはこちら

認知を変えて、エンゲージメントを高めるためには、3つのステップがあります。

Step1 内発的動機の向上
本人の「やりたい」理由を明確にして、自発的に「やりたい」と思えるように促す

Step2 認知的不協和による再選択
理想状態と自分とのギャップを認識することで、理想状態に近づくための行動を選択するよう促す(認知の矛盾を解消する)

Step3 自己効力感の醸成
行動の第一歩を踏み出す背中を押すために、セルフエフィカシー(自己効力感)の獲得を促す

エンゲージメントを高めるステップの中でも、今回はStep3の自己効力感に焦点を当てて行きます。

自己効力感とは、あることに対して「自分はできそう」「自分ならやれそうだ」と感じる期待感のことです。

自己効力感を高めるためには、4つのポイントがあります。

直接体験
自分が上手くできた経験があり、「今後も上手くできそうだ」、という感覚を得る

言語的説得
人の話を聞いて、「自分ならできそうだ」という感覚を得る

生理的状態
自分自身の状態が良好である

代理体験
ロールモデルや、他の人の経験を見聞きすることで、「自分にもできそうだ」という感覚を得る

管理職の方を例に考えてみると、上手くマネジメントをしたいけれども出来ていないという自分を認知し、その後どのような行動を取るかを選択する際に、これまでとは違う自分になる選択をする背中を押す役割を果たすのが、自己効力感です。

自分ならやれそうだな、やろうと思えば出来そうだな、これまでやっていなかったのが不思議なくらいだ、と思えるかどうか、が行動を変えるかどうかの分かれ道です。

このように、エンゲージメントを高めるためには、自己効力感を高めることが重要なのです。

自己効力感を高めるストレングスファインダーの活用

人間はどういう時に変わるのか、をまずは考えてみます。

人はそもそも変わりたくない生き物で、ホメオスタシス(恒常性維持機能)があり、自身の体内の状態を自分にとっての快適な状態に戻そうとする脳の機能があります。自分にとっての快適な状態から逸脱することにストレスを感じ、なかなか変わることができません。人間の生物学的機能の観点から、人が変わるためには、「自分らしい」、「自分にとって心地よい」、と思えるかどうか、が重要なのです。

ストレングスファインダーとは

ストレングスファインダーとは、米国のギャラップ社が、成果を出しているハイパフォーマー200万人に対するインタビュー調査から分析した34個の特徴に分類したものです。「苦手を克服することによって」ではなく、「才能を伸ばすことによって」成果を創出することに焦点を当てています。苦手の克服も必要な状況もありますが、資質を活用してより良い成果を出していく考え方が根底にあります。

ストレングスファインダーは、特性論のサーベイであり、全ての人にある資質のうち、自分がより強く有している資質が上位資質として出されます。上位資質として出ないからといって、その資質を自分が有していない、ということにはなりません。

また、ストレングスファインダーでは、才能を抽象化した資質の強弱が結果として現れます。資質を特定のシーンや作業において活用できると、強みとして発揮できます。

上位資質(Top5)に現れるのは、自分が得意/好きな行動です。上位に現れない資質は、自分が得意ではない/好きではない行動であり、決して「自分のダメなところ」ではありません。自分の中で重要度がそんなに高くない、という行動なので、あまり卑下する必要はないのです。

資質は、何のためにやるのか、どのようにやるのか、については活用できますが、「何をやるか」では活用できません。資質は、いかなる環境であっても活用できるものなので、どのような資質を持っていたとしても、今の仕事、環境の向き不向きには関係ないと言えます。

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。

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ストレングスファインダーを研修で活用する

ストレングスファインダーを研修で活用する方法は大きく3つあります。

①過去の経験を考える
②資質のプラス・マイナス面を考える
③資質同士の相乗効果を考える

①過去の経験を考える

資質が発揮される5つの要素である、憧れ、習得の早さ、フロー、優秀さ、満足感、に当てはめながら、過去の経験を洗い出していきます。

洗い出した経験をもとに、違いに着目する対話をすることで、チーム内での関係性をポジティブにすることにもつながります。

②資質のプラス・マイナス面を考える

ストレングスファインダーでは、「弱み」を以下の3パターンで分類しています。

  1. 資質が十分に発揮されていない
  2. 資質が発揮されすぎている
  3. 資質が成果につながる水準まで成熟していない(資質を用いて成果を出した経験が少ない)

資質には、プラス・マイナス両方の面があります。資質が自分にとってマイナスに出てしまうシーンや傾向を認識するだけでも、その時々に合わせて資質のボリュームを調整することができるようになります。

③資質同士の相乗効果を考える

資質には相乗効果があるため、上位の資質同士をかけ合わせることで自分独自の強みを見出すことができます。資質同士のかけ合わせによって、強みとしての出方が変わってくるのです。

例えば、戦略性の資質が上位だったとしても、かけ合わせる資質が異なれば発揮される強みも以下のように変わってきます。

戦略性×信念→自分にとって最適な方法を常に考えることができる戦略性×達成欲→何度失敗しても、選択肢を再検討し挑戦できる

資質同士の相乗効果を考えることによっても、自分の強みを見つけることにつながります。

セミナーアンケート挿入(一部抜粋)

・活用の仕方が改めて理解できた。特に自己効力感を高めるために、どういう認知と再選択を促せばよいか、という点。
・新たな気づきがたくさんありました。ストレングスファインダーのワークシートもとても参考になりました。ありがとうございました。
・ストレングスファインダーを用いた具体的な研修設計について、もっと知りたくなりました。
・ストレングスファインダーの弱みの理解がなるほどと新しい視点をいただきました。
・とてもわかりやすかったです。まずは自分のレポートを見る見方が変わりました。

登壇者の声

ストレングスファインダーは、様々な階層、テーマの研修で活用し、自己理解を深めたり、自己効力感の醸成を促すことができます。エンゲージメント向上のために重要な自己効力感を高めるために、ストレングスファインダーを用いた研修の機会を用いてみてはいかがでしょうか。

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