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これからの会社を担う3年目社員が納得して貢献し続ける社員になるためには

これからの会社を担う3年目社員が納得して貢献し続ける社員になるためには

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著者

掛井 柾樹

著者

掛井 柾樹

大学卒業後、新卒で通信会社に入社。モバイルブランドの新規立ち上げ、サービス仕様の運用・管理を担当。2023年に株式会社NEWONEに入社後は、研修をメインとした人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。社外で取り組む個人向けのコーチング経験を活かし、新入社員から管理職の方々が「変わりたいと思える場」の設計を行う。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

先日、入社3年目社員を対象に、ジョブクラフティング研修を実施させていただきました。

ジョブクラフティングとは、個人が自分の仕事の内容や環境を主体的にとらえ直すことを指しており、職場において、自分自身の価値観や能力を活かし、自分がやりがいを感じるように仕事を変えていくための手法です。

昨今、「人生100年時代」や「労働人口の減少」という社会情勢がある中、若者の早期離職が社会的にも企業的にも課題視されております。

ジョブクラフティングという考え方は、個人のキャリアを豊かにすることだけでなく、組織に対するパフォーマンスを高める目的で取り組まれる企業様が増えてきました

このページでは、実際の受講者の変化をお伝えしながら、ジョブクラフティングの価値をお伝えできればと思います。

今回の研修では、「ジョブクラフティングの理論を理解する」のではなく、「ジョブクラフティングの要素を自身に適用し、職場に戻った時のヒントをつかむ」ことを目的に実施をいたしました。

前半では、

・ジョブクラフティングという言葉が難しい
・今の仕事が忙しくて、他のことに取り組む余裕がない
・後輩が入ってきて、ちゃんと指導ができるか不安

というような、受講者の声が聞こえる状態で研修がスタートしました。

研修内容は、Will Can Mustのフレームを用い、3つの輪が重なる部分を明らかにしていくような内容です。

具体的には、

  1. Can モチベーション曲線やキャリア資産の視点から自身の経験を振り返る
  2. Must 関係者の期待をとらえ、自身の仕事にはどのような価値があるのかを整理する
  3. Will カードゲームを用いて、自身の価値観を明らかにする

を取り組みました。

最終的には、受講者の方々から

・モチベーション曲線を通して、自分のモチベーションの源泉を知れた
・明日から自分の価値観を満たすように同僚に積極的にコミュニケーションをとりたい
・3年目の内に仕事の取り組み方を整え、経験を積んで成長していきたい

という声が聞こえました。

3年目社員の方々は、組織から求められる基準が高まり、目の前の仕事にこなす日々を送り、成果を出しつつも、将来に対する漠然な不安を抱える方が多い印象です。

そんな中で、「今やっている仕事には自分にとって、社会にとってこんな意味・価値があるんだ」と納得できることが重要です。

若手と言われる方々が自身のキャリアと組織の指針を重ね合わせ、エンゲージメント高く働いていける社会を目指していきたいと思います。