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中堅社員が前向きに働くためのキャリア研修とは?

中堅社員が前向きに働くためのキャリア研修とは?

<a href=桶谷 萌々子" width="104" height="104">

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。キャリア自律の育成体系構築や、管理職のマネジメント強化施策など幅広く支援。また、組織開発の一環としての社内イベントの企画・運営を行う。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

先日、30~50代の方々30名に向けたキャリア研修を、オンライン形式で実施させていただきました。キャリア自律促進の文脈の中でも、特にモチベーションが低下している中堅社員の方々のモチベーションを上げるという狙いを定めての研修実施となりました。

本研修では「強み」を軸とした自己理解をメインテーマとして、ご自身のめざすキャリアに向かう一歩を決めていただきました。

・自身の考え方を比較することにより、自身で考えてもわからないような、性格や特性について新たな気付きを得ることができた
・自分の強みを客観的に第三者からコメントを頂き、自身で気づいていない強みを認識することができた

など、「強みを客観的にとらえる」ということが、仕事へのモチベーションを見失っている受講者の方々にとって良い機会になっていると感じました。

日々忙殺され、仕事にも慣れてきた中で、なかなかご自身と向き合う時間を取れない中堅社員の方は多くいらっしゃいます。そのような方々がご自身で強みをうまく言語化できない、見つけられなくてもおかしくありません。
そのため、普段関わっていない自社の方々との交流の中で、自然と見出された強みを互いに共有する時間は、自己効力感を高め、仕事に対して前向きな姿勢を取り戻す良いきっかけになりました。

一方で、「キャリア」という繊細なテーマだからこそ、体系的・継続的なご支援が肝になることも強く感じました。具体的には、受講者の上司に当たる方々のキャリア支援力の強化と、キャリアについて立ち止まって考える機会の継続的な提供です。

実際に、
・○○さんは自分のことしか考えていないから…
・○○さんにこれ以上伝えると喧嘩になる…
などと、上司のキャリアの考え方への不満や、職場に帰ってからアクションを起こすことへの不安を口にしている様子が見受けられました。

どのテーマの研修でも、上司や現場と連携して支援すること、継続的な機会提供で少しずつ変革を起こすことが重要ですが、研修で学んだことを現場で活かそうとした際にギャップがあると、本人の意向を削ぐだけではなく、離職意向を高める可能性もあり得ます。

今後も、受講者の方のキャリア支援を、研修の中で「点」で終わらせるのではなく、「線」で結べるように設計させていただくことを意識していきたいと思います。