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Lead the selfから始まるリーダーシップの本質とは?~メンバーの自律性を引き出す関係性づくり~

Lead the selfから始まるリーダーシップの本質とは?~メンバーの自律性を引き出す関係性づくり~

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著者

今西 睦

著者

今西 睦

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層を支援している。また、組織開発の一環としての社内イベントの企画・運営を行う。

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昨今、企業が変化に柔軟に対応し、持続的に成長するためには、「一人ひとりがリーダーシップを発揮する組織づくり」が不可欠と言われています。

とはいえ、「リーダーシップ」という言葉は、いまだに“部下をけん引する力”や“強い統率力”と誤解されているケースも多く、人事の皆様からも「マネージャー層にもっと“自分らしいリーダーシップ”を育んでほしい」という声をよくお聞きします。

そもそもリーダーシップとは、役職に関係なく「影響を与える力」であり、まずはLead the self(自分を導くこと)から始まります。そしてそれが、他者やチームに働きかけるLead the people(人を導くこと)、さらには組織・社会に影響を与える**Lead the society(社会を導くこと)**へとつながっていくのです。

リーダーシップの起点は、“自分をどう導くか”にある

このリーダーシップの三層構造を考えたとき、最初に取り組むべきは「自分らしいリーダーシップとは何か」を理解すること、すなわちLead the selfです。

自分の価値観・信念・スタイルを理解し、自分なりの「こうありたいリーダー像」を言語化すること。それができてはじめて、自然体で一貫性ある関わりが可能になります。

そして、その“自分らしさ”こそが、部下やチームに安心感や信頼をもたらし、リーダーの言動が周囲に良い影響を与える「人を惹きつけ、リードする=Lead the people」へと転化していくのです。

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関係性の質が、部下のリーダーシップを決める

では、自分らしいリーダーシップを軸に、部下の成長をどう支援すればよいのでしょうか。

鍵となるのは「関係性の質」です。
誰しも、「この上司の前では安心して話せる」「自然体でいられる」と感じる時と、「何を見られているか気になって委縮する」と感じる時があります。

つまり、リーダーとの関係性によって、部下が自分らしさを発揮できるかどうかが決まるのです。

人は本来、自分で目的地を定め、自身をリードする力(=Lead the self)を持っています。
だからこそ、マネージャーには「部下が自分自身をリードできるようになる関わり方」が求められます。
そのためにまず、“自分らしいリーダーシップの形”を言語化し、部下の自律性を引き出す具体的な関わりを1つ決めることが、実践の一歩となります。

ぜひ、「自分らしさを軸としたリーダーシップ」を言語化し、部下が自分自身のリーダーシップを発揮できる関係性を築くための一歩を踏み出してみてください。

それが、Lead the self から始まり、Lead the people へと広がり、やがて組織や社会を動かす力へとつながっていくはずです。