最終更新日:

新卒2年目までに身につけたい「スタンス・マインド」とは?

新卒2年目までに身につけたい「スタンス・マインド」とは?

<a href=青木 美奈" width="104" height="104">

著者

青木 美奈

著者

青木 美奈

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層の研修設計を支援。特に女性活躍、ダイバーシティ推進に注力している。社内では、メソッド記事の作成を推進している。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

若手は「スタンス・マインド」を育てることが大切だとよく言われますが、「スタンス・マインド」という言葉は曖昧で、具体的に何を育てることが必要なのか、分かりにくいかと思います。では、「スタンス・マインド」とは具体的に何を指しており、どのように育てていくのか、若手社員自身が意識できることをご紹介します。

スタンス・マインドとは

一般的に、「スタンス・マインド」とは、仕事との向き合い方やとらえ方等、仕事を進める上でのベースとなるものです。今回は特に、若手のうちに身につけたい、具体的な「スタンス・マインド」を3つご紹介します。

1. 仕事を楽しむ

大前提、仕事をする上で、楽しむことはとても重要です。毎日出社する際に後ろ向きな状態では、なんとなく仕事をすればいいや、といった投げやりな気分に陥ってしまい、相手に価値提供をすることが難しくなってしまいます。相手の喜ぶ顔が見たい、相手のために何か良いことをしてあげたい、という気分になれなければ、良い仕事にはつながらないのです。

そこで、日々の仕事の中で、楽しいと感じられる自分なりのポイントを増やしていくことが、大切です。全ての仕事が楽しいわけではないかもしれませんが、仕事をする中で、小さなことからでも、自分にとって「楽しい」と感じるポイントを少しずつ増やしていくことで、仕事が楽しいというポジティブな感情を持つことが重要です。

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。

開催中のセミナーを見てみる

2. 経験学習サイクルを回す

1つの仕事から得られた気づきや経験から、内省→持論化のサイクルを回すことで、再現性高く仕事を進めることにつながります。経験学習サイクルは、特に何か上手くいかない経験をした際に活用できると、自分自身の成長の伸びしろが見えるようになります。

ミスをしたり、上手くいかない経験をした際は、成長機会のチャンスととらえ、経験学習サイクルを意図的に回すことをおすすめします。

経験学習サイクルとは?~経験を成長機会にする4つのステップ~

上手くいかないことが発生した際には、まずは一歩立ち止まって、「なぜ上手くいかなかたのか?」「その要因はなにか?」「自分の要因と状況の要因に分けて考えるとどうか?」等の問いかけを自分にしながら、上手くいかなかった要因を明確にします。そのうえで、自分の要因を深めながら、上手くいかない要素や要因を見つめることで、逆に上手く進めるための方法やポイントの持論を得ることにつながります。

3. 仕事経験を通じて自分を知る

仕事の目的を自己理解を深めることに置き、仕事で得た経験をもとに自分自身の人間力の向上につなげていく意識も重要です。1日に8時間は仕事のために時間を費やしているからこそ、仕事のために生きるのではなく、「自分の人生のために仕事をしている」の視点にいかに早く立てるか、が重要です。自分の人生のために、には、金銭的に得られるものも含んでいますが、それ以上に、仕事経験を通じて得られる自己理解の価値は高いです。

例えば、

・複数の仕事を比較した時に、自分のモチベーションが上がる仕事/そうではない仕事の違いを考えて、自分のモチベーションの源泉を探る

・仕事を進めていて見えた自分の強みを私生活でも活かして周囲に良い影響力を発揮する

等、仕事の経験を通して、自己理解を深めていくことで、人生を豊かにすることにもつながるのです。

まずは、日々の仕事から自分自身の特徴や傾向について分かる事はないか、アンテナを高めて仕事と向き合ったり、時には一緒に仕事を進める同僚や先輩に、「自分にはどんな特徴がありそうか」、一緒に仕事をしていて感じる率直な意見を聞いてみるのも良いかもしれません。

仕事経験から自己理解を深めるためには、①仕事を楽しむ、そのうえで、②経験学習サイクルを回し、③自己理解を深める、ことが必要ですが、自分1人で実践するのは限界があります。自分から支援をしてくれそうな人を巻き込みながら、周囲の環境を上手く活用しながら、「スタンス・マインド」を育ててみてはいかがでしょうか。