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優しすぎる組織でこそ求められるフィードバック

優しすぎる組織でこそ求められるフィードバック

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著者

藤澤 星奏

著者

藤澤 星奏

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員の育成体系構築から、管理職主導の組織開発まで支援。また、キャリア自律をテーマとした新商品開発や、若手が自律的に成長する組織風土づくりに取り組んでいる。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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最近、若手に対するフィードバックのお悩みの声を聞くことが多くなっています。何をしてもハラスメントと言われてしまいそうな昨今、どのように若手にフィードバックしていけばよいのでしょうか。今回は、「若手」の当事者である私の見解もはさみながら、フィードバックの扱い方とそれに伴う研修設計について考えていければと思います。

そもそも、若手はフィードバックを求めているのか?

結論から申し上げますと、若手社員は、上司の皆様が思っている以上にフィードバックを求めている傾向にあります。また、特に優しい組織であればあるほど、実はフィードバックがほしい(が、現状満足にフィードバックをもらえていない)若手の方は多いように感じます。

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。

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フィードバックが欲しい若手には、どのような研修設計が必要?

お人柄が良い方が多いからこそ、それが裏目に出てしまい、なかなか率直にフィードバックが言えない環境にある組織では、360度サーベイを使ったフィードバックが有効です。

先日、360度サーベイを使い、自身の成長課題を見つけて、成長につなげていただく公募制の研修を実施させていただきました。

その際、受講者の皆様からは、
「普段、このようにフィードバックをもらわないので嬉しい」
「自分が想定していたよりも、評価は低くて、最初は悲しかったけど、グループメンバーを話すうち、いい意味でくやしい感情がでてきて、この期待を超えたいと思った」
といった、周囲からのフィードバックをかなり前向きにとらえている方々ばかりでした。

こちらの企業様では、360度サーベイを使うことによって、若手に向かって直接フィードバックを伝えるという障壁をなくすことができたことがフィットしていたようでした。

また、今回は、意欲のある若手の皆様が自ら手を挙げて参加いただいた研修でしたので、その点でも、普段なかなか伝えてもらえないことについて、360度サーベイを使って気づきを生み出せたことは効果的なポイントだったと感じております。

皆様の職場は、優しすぎて、言いたいことが言えていない組織風土になっていないでしょうか?そのような組織風土の企業様こそ、若手の皆様が周囲からのフィードバックをもらえる機会を設けてみてはいかがでしょうか。