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コンフォートゾーンを広げ、若手のキャリア不安と向き合う

コンフォートゾーンを広げ、若手のキャリア不安と向き合う

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著者

青木 美奈

著者

青木 美奈

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層の研修設計を支援。特に女性活躍、ダイバーシティ推進に注力している。社内では、メソッド記事の作成を推進している。

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最近は、不安型転職という言葉も登場する等、このままこの会社にいても成長できないかもしれない、この先のキャリアに対して不安、といった気持ちから転職する若手が増えています。そんな若手がキャリア不安と向き合うには、ストレッチゾーンに身を置き続けることがポイントです。

(本記事は、コンフォートゾーンの作り方を参考にしています)

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変化の時代を生き抜くためのマインドセット

現代はVUCAの時代と呼ばれ、変化が早く、不確実性が高まってきています。そんな変化の時代を生き抜くためには、変化に合わせて自分を変化させ続けるマインドが重要です。人は、自分が安心できるコンフォートゾーンに身を置き続けたくなる生き物ですが、コンフォートゾーンに居続ける=現状維持をすることにより、変化していく時代からは取り残されてしまい、「自分はこのままで良いのだろうか」といった不安をいだいてしまいます。

もちろん、コンフォートゾーンに居続ける、安定したキャリアを歩みたい方は、コンフォートゾーンに居続けると自己決定することで、充実したキャリアを歩めるのかもしれません。

反対に、コンフォートゾーンに居続けることで、「自分はこのままで良いのだろうか」と不安を感じるタイプの方は、行動し、自分自身を変化させ続けることで、不安を感じにくくなることにつながります。

自分のコンフォートゾーンは、自分自身が行動することによって、広げることができます。自分で広げて行く方法がまだ掴めていない20代の頃は、上司や、周囲の環境によって、チャレンジゾーンで行動する機会を設定してもらえることも多くありますが、年齢が上がれば上がるほど、自分で自分のキャリアを作っていく主体性が必要性が高まっていきます。

特に、20代後半から30代は成長の踊り場と呼ばれることも多く、一通りの仕事ができるようになり、コンフォートゾーンの中でできることが増えるため、成長実感が薄れたり、仕事がマンネリ化しやすくなってしまいます。

自分で変化を作り続けるためには、若手のうちからチャレンジゾーンに出る経験を積み、ストレッチゾーンに身を置き、コンフォートゾーンを広げた手ごたえ・広げ方のイメージを掴むことが大切です。

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自分の“しごたポイント”を見つける方法

最近、私自身もストレッチゾーンに自分の身を置くにはどうしたら良いか、考える事が多くありますが、一歩目として、日々の仕事の中で「楽しい」と感じる瞬間にアンテナを高め、どこに自分のアンテナが反応するのか、ビビビッとくるポイント=しごたのポイント※、を貯めておくことが重要です。

※「しごたのポイント」とは、仕事を楽しむための要素という意味で使用している弊社内の造語です

自分のしごたのポイントを満たすために、まずは自分のしごたのポイントを認識すること。
そのうえで、しごたのポイントを貯めていくために、どんな行動ができるか、意識的に自分の枠を一歩踏み出していくことで、自分で自分のコンフォートゾーンを広げていく手ごたえ獲得をする。コンフォートゾーンを広げ続けることで、キャリア不安で立ち止まるのではなく、不安を解消するために行動するマインドを持つことにつながるでしょう。