NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。
会社組織で働いている以上、
- 忙しい時期に、さらなる仕事が振られ、どうしても自分でやらないといけないことが増えてしまった
- 自分の意向とは違う部署に異動になった
等、自分の想定通りにいかないことは付き物かと思います。また、VUCAの時代であることからも、先行きが不透明で自分の想定通りにはいかない困難や逆境は、これから先も増えてくることが予想されます。
今回は、そんな状況に遭遇した時のレジリエンスを高めるべく、とらえ方にまつわる理論と、実践にあたってのキーフレーズをご紹介します。
研修内でのあるシーン
新卒1年目の皆様に対する研修で現状について伝え合うグループワーク。色々なところから、配属して間もないタイミングでやらなければならない仕事の多さについて話す声や、また自分の希望とは違った部署に配属され、自分の意志がないまま仕事をしてしまっているという声が聞こえてきました。
そういった声に対し、何を変えるべきか、についてファシリテーターから、「とらえ方」に関する理論であるABC理論が紹介されました。
NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。
ABC理論とは?
ABC理論とは、出来事(A)に対する信念や考え方(B)が、感情や行動(C)を引き起こす、とするアルバート・エリスが唱えた認知心理学の理論です。上記で挙げたような「困難・逆境で悩むかどうか」にABC理論をあてはめると、悩むかどうか(A)は、困難・逆境(A)のとらえ方(B)によって変えられるものである、という内容です。
一言でまとめてしまうと、「とらえ方を変えればいい。」となりますが、実践するにはどうすればいいでしょうか。ここからは、実践にあたってのキーフレーズをご紹介します。
「とらえ方を変える」を実践するには?
困難・逆境に遭遇した時のキーフレーズは、
「それは丁度いい」
と自分に言い聞かせてみる、もしくは口に出してみることです。これによりとらえ方の転換が起こり、次のアクションを前向きに考えるきっかけとなることが期待されます。
研修内でも、ペアワークであえて「丁度いいと思った理由」を考えることで、受講者の皆様が偏った考え方をしていたことに気づいている方が多くいらっしゃいました。
以上、いかがでしょうか。
「それは丁度いい」というシンプルなフレーズではあるものの、とらえ方を変え、そして行動を変えようと思う有効な手段かと思います。どうせ向き合うなら、良い経験に。そう思えるきっかけになりましたら幸いです。