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2年目社員から見る「若手社員が離職する本当の理由とは」

2年目社員から見る「若手社員が離職する本当の理由とは」

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著者

三浦 琳斗

著者

三浦 琳斗

株式会社NEWONEに新卒入社。研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員・若手から管理職まで幅広い階層の研修設計を支援。社内では組織開発の一環としてのイベントの企画・運営を行う。人事として、採用にも取り組んでいる。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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近年、若手の離職が増えて困っていると良く耳にすることが増えたように感じます。

私も実際に研修にてご一緒させていただく企業様より
「ファーストキャリアは御社に決めましたと発言する社員が増え、いつ辞めるか不安です」
「入社したけど、環境が合わないのでやめますと離職する若手社員が多い」
等の相談を頂くことがございます。

そこで私自身が社会人2年目という立場のため、なぜ若手社員が離職するのか、私なりの持論も含めお伝えさせていただきます。この記事を読んでいる皆様のヒントになっていれば幸いです。

若手社員が離職する理由は2つあると考えます。

1つ目は、SNSなどの情報量に溢れる世の中となったため選択肢が無限にあるからだと考えます。

最近だと副業をしてお金を簡単に稼ぐ方法や自分に合った会社を見つける自己分析診断等が流行っているように思います。もちろん選択肢が増えれば、それだけ会社選びの観点は増えますが、とらえ方を変えると「情報に踊らされている自分に気づかない」とも言えるのではないでしょうか。ただやみくもに情報を集めるのではなく、1つ自分の理想を考える軸と設定し、今の自分で戦おうとせずに理想の自分に必要な情報を集めることも大事だと考えます、

2つ目は、できたことに目を向ける習慣がないことだと考えます。

どうしても若手社員となると上司からフィードバックをされ、できなかった自分に目を向けて落ち込む瞬間も多いのではないでしょうか。

最近、私もできない自分に目を向けて落ち込んだ経験があるため、共感できる部分となります。
とはいえ、ここまで楽しく働けているのは日頃できたことに目を向けて、承認ができているからなのではないかと考えております。

上記の若手社員の離職理由を解消するためには「立てた目標に対する行動を承認する」ことが重要だと考えます。

先ほどの「情報に踊らされている自分に気づかない」という状況は、今の自分に自信がないから今の自分でも合う環境を探すのではないかと考えます。ならば、理想の自分を描き、近づくために今ある環境でできる最大限の努力を促す必要があると考えます。

もちろん、立てた目標に対しての行動は自己管理という見方もありますが、「立てた目標に対して順調に進んでいるよ」と上司が日頃から承認するかかわりも大事だと考えます。

組織にいれば、自分よりできる上司がいるのが当たり前であり、どうしても自信がなくなると人間は比較してしまう生き物だと考えております。まずは、上司からの承認により「上司にできているよ。と言われたからもっと頑張ろう」と言わせるかかわりをすることが大事なのではないでしょうか。