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4月から新たなスタートを切り、はや2か月が経ちました。
私は4月から2年目となりましたが、この2か月で感じたのは、「意外と2年目ってメンタルがやられるな…」ということです。周囲の関心が新入社員に向き、一気に独り立ちを迫られる2年目の初期。
今回は2年目初期にぶつかりがちな壁と、乗り越えるために周囲にできるかかわりをお伝えしたいと思います。
2年目初期にぶつかる壁として「自己否定に陥る」ことがあると思います。
私の経験上、1年目の時よりもできない自分に落ち込むことが増えたと感じています。
その理由として、「“できない”を感じる幅が広がる」、「ありたい姿が見えづらくなる」の2つがあるのではないでしょうか。
“できない”を感じる幅が広がる
2年目社員にとって、1年間とはいえ初めての社会人生活をやり切れたというのは大きな自信になります。
1年間で一通り自社の業務を理解できている状態になっている方が多いのではないでしょうか。
この1年間の経験は、周囲からの期待だけでなく、自分に対する期待値を高めることになります。
そのため、何かできないことがあると、自分の期待値とのギャップをこれまで以上に大きく感じやすくなってしまう傾向にあります。
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ありたい姿が見えづらくなる
1年目の1年間は、「社会人1人前になる!」程度の粒度でもありたい姿として成立していたように感じます。
ところが2年目になって自分の目指す先を考えたときに、「あれ?どこに向かえばいいんだっけ?」と分からなくなってしまう感覚に陥る方は多いのではないでしょうか。
そのため、フィードバックを受けたときや失敗した時に、本来であれば「ありたい姿と現状のギャップ」としてとらえるべきことが、ありたい姿が見えていないことでギャップまで見えなくなり、自分そのものに対する否定なのではないかと受け止めてしまうように感じます。
このような2年目初期の自己否定傾向を解消するために、周囲がサポートできることとして
「周囲から期待を伝えること」「仮決めでもありたい姿を決めること」が効果的であると思います。
期待は自身の向かう方向性を考えるヒントとなります。
「○○のプロになる」のような大きく明確な方向性は2年目の状態では見えづらいと思うので、「期待」というヒントも参考にしながら、「こんな目標に向かえたらわくわくするな」というものをまずは仮置きさせてあげることで、普段の仕事の進め方や自分の在り方を正しくとらえられるようになります。
2年目初期の自己否定の傾向は、原因に気づきうまくコントロールできないと、
「環境が合っていないのではないか」という環境依存的なとらえ方に向かいかねません。
この壁をブレイクスルーすることで一段成長できると信じ、まっすぐに成長できるようなかかわりをしてあげてほしいと思います。