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キャリア自律における他者のかかわり

キャリア自律における他者のかかわり

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著者

全屋 友人

著者

全屋 友人

大学卒業後、上場企業を2社経験したのち、株式会社NEWONEに入社。前職では人材紹介会社にて法人営業のチームリーダーを務めながら、先方への対応から契約の締結等、あらゆる業務に従事。現在は研修をメインとして、人材育成・組織開発のHRパートナーとして従事。新入社員の育成体系構築から、管理職主導の組織開発まで支援。

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

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「人生100年時代」と言われて久しいです。

先の読めないVUCAの時代において、人的資本価値を最大限に引き出し企業価値の持続的向上につなげていくため、従業員が自身のキャリアを主体的に形成していく「キャリア自律」を推進する企業が増えています。

そういった時代の中で人事の皆様は、従業員のキャリア自律を効果的に推進するにあたりどのような支援が必要で、そのためにはどのような課題と向き合っていく必要があると考えていらっしゃいますでしょうか。

私は、キャリア自律は一人ではできないものと考えております。

なぜなら、周囲の人たちから「気づき」をもらうことでキャリアを形成し自律できると考えているためです。

というのも、下記の図のように、これまで唱えられていた伝統的なキャリアの考え方から、心理的成功が個人の成果になっているというプロティアンキャリアという考え方に変わっているということからも読み取れるように、周囲からの評価よりも自分自身が満足したかどうかがキャリアに大きな影響を与えている要因に変わってきています。

引用先:図1…(出典)「プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術」田中研之輔著

そのため、キャリア自律に悩んでいる方に対して、ぜひ、これまでの「自分のキャリアは自分で作る。どんなキャリアを歩んでいきたいんだ」という投げかけではなく、「○○さんはどうなっていきたい?何か手伝えることはない?」という投げかけをして、キャリア自律について考える「気づき」を与えてあげていただければと思っております。

そして、その質問をする上で聞く側の私たちが大切にしなければいけないことは、従業員の「自社内のキャリア」ではなく、その方の「人生のキャリア」について考えてあげることです。そのようなコミュニケーションをとれば、こちらから声をかけなくても積極的に話しに来る関係性も築けます。

弊社では最先端のキャリア開発研究をされている法政大学の田中研之輔先生を顧問に招いて、共同プログラムの開発をしており、様々な知見や経験をもとに、それぞれの企業様に対して唯一無二のプログラムをお作りしてご支援をさせていただいております。

ぜひお気軽にご相談ください。