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【内製研修にも使える】受講者を飽きさせない研修設計の5つの方法

【内製研修にも使える】受講者を飽きさせない研修設計の5つの方法

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研修を行う場合、受講者が長時間同じ内容を聞いていると飽きてしまい、学習内容の定着や、その後の行動変容に悪影響を与えることがあります。そのため、研修を作る際には受講者が飽きないようにする工夫が必要です。

それでは、受講者を飽きさせないためには、どのような工夫をすると良いでしょうか?今回は研修会社が実践する、受講者を飽きさせない研修設計のポイントを、ハウツー形式で公開いたします。

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目的を明確にする

受講者が受講する目的を明確にすることは、研修設計の基本中の基本です。

受講者が、なぜこの研修を受ける必要があるのかを理解していなければ、研修自体に対して興味を持つことができず、飽きてしまいます。そのため、研修設計の最初に、目的を明確にし、受講者に伝えることが重要です。

※関連メソッド
NEWONE流WHYの作り方:研修に対して斜めな受講者を前向きにする方法

研修に参加する目的(WHY)は、研修そのものだけでなく1つひとつのワークにおいても重要です。ただ、「グループで共有する」ではなく、「お互いの意見の”違い”に注目しながら共有しましょう」とガイドを変えるだけで、目的意識がガラッと変わります

具体的には、以下のようにワーク指示を工夫するだけで、受講者を飽きさせない仕掛けになります。

ワークのスタイルを一定にしない

研修では、いくつかのワークのスタイルがあります。
グループワークをやったり、ロールプレイングをやったり、ゲーミフィケーションを使ったり…と言った形です。
これらのワークのスタイルを一定にしてしまうと、受講者が飽きてしまう可能性があります。

そこで、ロールプレイングをやったり、個人ワークをやったり、ワールドカフェをやったりするように、ワークのスタイルを変えることが必要です。これによって、受講者が新鮮な気持ちで研修に取り組むことができます特にオンライン研修は、単調なワークが続いてしまうと場にエンゲージし続けることが難しくなります

オンライン形式での実施であっても、Zoomであれば、「投票」「チャット」「ホワイトボード」等を適宜交えながら進行する等の工夫が必要です。

ワークの粒度に違いをつける

ワークの粒度に違いをつけることも、受講者を飽きさせないためには重要です。
「粒度」とは言葉の通り、ワークの粒の大きさです。粒の大きさとは、そのワークの所要時間や、受講者の記憶への残りやすさ(感情がどれだけ動くか)を指します。

例えば、ゲームをやったり体感ワークをやったりすると、受講者個人個人に深い内省力が無くても、比較的簡単に気づきを得ることができます。個人の内省力に依存せずとも、ある程度決まった”落とし”に楽しく持っていけるものが、粒度が大きいワークと言い換えて過言ではありません。

これらの粒度を大・中・小と分けた時に、1日の研修の中で粒度が適度にバランスよく含まれていると、受講者を飽きさせることなく研修を進行することができます。特に、受講者が眠くなるお昼明け、粒度が小さい、単調なワークが続くと眠気を助長してしまうので、午後一発目のワークについては、特にワークのスタイルや粒度に気を配ることが必要となります。

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体を動かす(体感する)

受講者が体を動かしたり、実際にその場で気づきを体感したりすることで、より印象に残りやすくなります。特に集合研修であれば、適度に体を動かすワークを入れることは有効です。

研修は学びの場ですが、楽しくないと新しいことを学ぶ意欲はなかなか沸いてきません。時には小道具を使った体感ワークを取り入れることで、より受講者の印象に残り、学びが定着しやすくなります。ちなみに、会場の空間や装飾にも配慮することが重要です。快適な空間や、受講者が気持ちよく過ごせるような雰囲気をつくることで、受講者の集中力を高めることができます。

受講者の「want」に寄せる

研修を盛り上げるためには、受講者の話したいこと・得意なことから話をさせるのが大事です。当たり前のことなのですが、つい研修を設計していると「提供者」の視点になってしまい忘れがちな観点です。人は誰しも、自分自身が話題にしたいテーマであれば積極的に取り組みます。
例えば、以下のような工夫ができます。

不満や不安、問題について話してもらった方が話をしやすい人にはそこから語ってもらう(現在の仕事について、ネガティブな想いがあるタイプや、良いことよりも悪いことに目が向くタイプ)

自分の仕事に誇りを持って取り組んでいる人は、目の前の業務に対する想いから語ってもらう

管理職層向けに、自社への入社動機を語ってもらうような導入をすると、「思い出せないよ!」と言いながら意外に盛り上がるということがあります。会社に対する愛着が強い方が多いので、話すと盛り上がり飽きないのです。研修の途中であれば、受講者の方が職場において悩んでいることや、解消したいと思っていることを書き出してもらい、そこで出た悩みと研修でのラーニングポイントを1つひとつ繋げていくことも、集中力を保つうえで有効です。

まとめ

この記事では、研修設計において受講者を飽きさせないために、5つの方法を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。受講者が飽きない、楽しいと感じる研修を設計することは研修効果を高めるうえでとても大切です。

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