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目次
ジョブ・ディスクリプションとは
ジョブ・ディスクリプションとは、企業における特定の役割や業務内容、責任等をまとめた文書のことを指します。従業員一人ひとりがどのような責務や役割を持ち、どのような業務を行うことが求められているかを示し、明確に定義することが目的とされます。
企業におけるジョブ・ディスクリプションの定義
ジョブ・ディスクリプションは、一般的に以下のように定義されます。
ロバート・E・ジェネリックの定義
「ジョブ・ディスクリプションとは、役割や責任、オーソライズ(承認権限)、監督、報告関係、条件など、ある職務に必要な能力の集合を定義した文書である。」
デイビッド・R・マクカロッヒの定義
「ジョブ・ディスクリプションとは、仕事関連の義務、責任、権限、スキル、資格、必要な物、物理的条件、組織の位置づけ、情報等を記述した文書である。」
人事領域におけるジョブ・ディスクリプションの意味
人事領域では、採用や人材育成、人材配置などにおいて、ジョブ・ディスクリプションが重要な役割を果たします。採用活動においても、求職者に対して求めるスキルや知識を明確に定めることができ、採用プロセスをスムーズに進めることができます。また、従業員の昇進や給与評価の基準となることが多くあります。
ジョブ・ディスクリプションが注目される背景
働き方の多様化に伴い、企業が求める人材像も多様化しています。そのため、採用や人材育成において、従来のような単一の評価規準だけでは十分な評価ができなくなってきました。そのような背景の中、ジョブ・ディスクリプションが注目されるようになったと言えます。
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ジョブ・ディスクリプションが必要な理由やメリット
ジョブ・ディスクリプションを作成することには、以下のようなメリットがあります。
- 従業員一人ひとりの責務や役割を明確化し、組織を効率的に運営することができる。
- パフォーマンス評価を客観的かつ公平に行うことができる。
- 従業員の成長・キャリアアップに必要なスキルや知識を把握し、育成プランを立てることができる。
- 効果的な採用活動が可能となる。
ジョブ・ディスクリプションの調べ方
ジョブ・ディスクリプションを作成する際には、以下のような手順で進めます。
- 職務内容の特定
- どのような業務があるか、どのようなタスクが存在するかを特定する。
- 必要とされるスキル・知識の特定
- 業務に必要とされるスキルや知識を明確に特定する。
- 必要とされる経験や資格なども含めて、詳細に定義する。
- 期待される成果・達成目標の明確化
- どのような成果を期待し、どのような目標を達成することが求められるかを明確に定義する。
ジョブ・ディスクリプションの使い方や活用方法
ジョブ・ディスクリプションは、以下のような方法で活用することができます。
- 従業員の育成プランの策定
ジョブ・ディスクリプションに基づいて、従業員のスキルや知識の不足箇所を把握し、育成プランを策定することができます。 - パフォーマンス評価
ジョブ・ディスクリプションに基づいて、評価基準を明確にすることができるため、公正かつ客観的な評価が可能になります。 - 採用プロセス
ジョブ・ディスクリプションに基づいて、求められるスキルや知識を明確にすることができるため、求職者の選考プロセスをスムーズに進めることができます。
まとめ
ジョブ・ディスクリプションは、従業員の役割や責務を明確に定義することで、組織を効率的に運営するために重要な文書です。人事領域においては、採用や育成、評価において利用され、組織のスムーズな運営に大きく貢献しています。意欲あふれるメンバーを育成するために、ジョブ・ディスクリプションを積極的に活用してみてはいかがでしょうか。以上で、ジョブ・ディスクリプションについての解説を終わります。